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#012 ハンドメイドとインボイス

  • インボイス(適格請求書)に関してはスタート前なのに加え、専門の知識が必要になる箇所もあるので、難しいことは書けませんが現時点で気になることをまとめてみます。
    税金や法律の専門家の記事ではないのをご理解の上読んでいただけると助かります。

インボイスと個人情報

2022年6月9日頃に「インボイス」がツイッターのトレンドに上がってきました。(反応をしてる人を見るとちょっと左寄りないつものトレンドっぽさがあったのでアレだけど)

実際に個人情報がばれるのか確認します。
国税庁のサイトから登録番号を検索することができます。

https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/

登録番号の検索画面

サンプルにある「3123456789123」の「国税 太郎」を試しに入力したけど、「検索対象の登録番号は存在しません。」と表示されたので、出力のサンプルを確認します

インボイスの個人情報

これなら名前と登録日くらいかなと思いますが、実際に検索すると住所に屋号もしっかり表示されます。

実際のインボイス情報

でこの番号をどうやって調べたのとなりますがこれが少し怖い。同サイトから簡単にCSV、XML及びJSONのデータベースを落とすことができます。

https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/download/index.html

ダウンロード画面

しかも法人だけでなく「個人」の事業者もしっかり分かれてファイルがあったので、ハンドメイド関係でインボイスを登録する人は避けられませんね。
6/11時点で約9万8000件のデータが入っていました。
ただ割合としては「屋号」「住所」まできちんと入っている比率はかなり少なく、そのあたりが逃げ道かもしれませんが(※正確には税務署に聞いてください。下手に聞くと藪蛇まちがいなしだけど💦)

個人情報に関しては、インボイスうんぬんより特定商取引法の「事業者の氏名(名称)、住所、電話番号の表示」の方が現実的な問題な気がします。そのうえで消費者を守るために必要としているので、インボイスで今更個人名が~と騒ぐのは少し不自然な感じがします。そもそも小説家や映像作家は偽名で会社と取引してたの?
(政治的というか選挙的な意味合いの方が大きそう‥と元ネタのツイ類がアレだったので話が脱線)

ハンドメイド作家とインボイス

まずハンドメイド作家、強いてはハンドメイドとは何となるのだけど、とりあえずminneとかCreemaに登録をしているだけの作家さんとします。

これはBtoCの関係で消費者(お客様)との関係だけになるので消費税をあまり気にすることはなく、インボイスに登録しなければいいので当分問題なさそうです。

次に委託を行っている人です。
こちらは少し影響が出てくる可能性はあります。
委託先が適格請求書発行事業者と以外お断りの方針を出してくる可能性が0ではありません。
現実的にはハンドメイドの委託先は個人レベルのところが多く、有名どころに委託した際も請求書の発行すら行わずに振り込みが行われていました。
問題は百貨店のような大手と取引がある場合、社内の方針で一律に適格請求書発行事業者以外はお断りになる可能性は考えられます。
本当にしっかりしたところは法人相手以外はそもそもお断りでしょうが。

ほとんどの副業レベルのハンドメイド作家さんには現時点では慌てて登録しなければ個人情報の問題も売り上げも関係ないように思えます。

(もし違う点があるならコメントをいただけるとうれしいです。なくても「いいね」をいただけるとうれしいです。「フォロー」をいただけると泣くほど嬉しいです)


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