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高次脳機能障害「私」のマイクロツーリズム ~ 「夫婦でコロナ」に学ぶ~

あぁ~、5回目のワクチン接種を目前に、ついにコロナ陽性に!
しかも夫婦二人して。
せっかく「福祉型環境から一般型環境へ」という考え方のもと、地域活動をさかんに進めていこうと動き始めた矢先だったのに。
本当は先週の日曜(18日)は、市の音楽祭に行く予定だった。
逆に事前に判明してよかった。危なかった。

幸いなのは熱がなかったこと。
二人とも、せき込みとのどの痛み。どちらかというと、たまさん(「私」のだんな)の方がせき込みはひどかった。
それでも自宅待機ですんだ。おおごとにならなくてよかった。

とはいっても、Wコロナによるたまさんの介護負担は大変だったようだ。
「私」は高次脳機能障害のため、ADLも意思表示も不十分。
家事全般やもろもろの連絡や手続きなどは、たまさんひとりにやってもらうしかない。
ヘルパーさんにお願いもできないし、当然デイサービスにも行けない。

普段でも、たまさんは「私」の介護にストレスを感じているようだが、さらにコロナの影響もあり、ストレスは何倍にもなっていたと思う。
ただ、さすがに今回はたまさん自身もコロナでしんどかったのか、何かふっきれたのか、比較的穏やかに家事や介護をしてくれた。
いつもなら罵声が飛び交うはずなのに、むしろとても優しかった。

我が家の場合、今回は軽症だったからよかったが、万が一にもどちらかが重症だったらどうなっただろうか。
またコロナでなくても、「私」たちに大きなアクシデントがあった時にはどうしたらよいだろうか。
特に「私」は障害もあり、常時人の助けを必要とする。
「私」を取り巻くさまざまなリスク。
それぞれに応じた対応策にはどういう選択肢があるのか。
どこまで自力でいけるか。
どういう状態でどういうサポートが必要になり、そのためのサポートツールにはどういうものが活用できるか。
もろもろのシミュレーションが必要になる。
当然、行政の動きやサポートの度合い(=期待度)なども含め、率直なところで調べておかなければならないだろう。

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