読んだ本・漫画まとめ(2024年1月)

未読残り335冊(1/31時点)

顔だけじゃ好きになりません

面食いのヒロインと、顔面偏差値国宝級の男がタッグを組んでSNSで高校の広報やる話。
顔の造形が美しい男を描くのがマジでうまい。説得力が段違いすぎる。顔がいい。
あと推しの顔面を賞賛するときの語彙のセンスがいいですね。

多聞くん今どっち!?

ドルオタのヒロインがハウスキーパーのバイトで訪問した先に推しがいたけどなんか様子がおかしい話。
顔だけじゃ好きになりませんもそうだけど、最近こういう「推しとオタク」に主軸を置いた漫画めちゃくちゃ増えたよな~と思いつつ、とはいえオタクの生き様は千差万別なので、このオタクは好かんとかこのオタクには共感できるとか、オタクなりにいろいろ感じるものがある。
これに出てくるオタク(つまりヒロイン)については正直あんまり好きタイプではなく、オタクに感情移入するというよりは推し側の挙動を楽しむ漫画として割り切って読んでる。わりとステレオタイプのオタクっぽさもあるしなんだかな~~って感じ。
推し側が全員「オンオフのキャラが真逆」という振り切った設定なので、普段なら優等生キャラに腹黒匂わせなどがあると若干キレたりもするんだけど(めんどくさいオタク)、ここまでハッキリ「こいつはステージ上だと穏やか王子だけどオフでは性格がカスです!!!!よろしく!!!」ってお出しされると「うーーーん好きですね」となってしまう。チョロいオタクです。

戦隊大失格

戦隊ヒーローと悪の組織が戦いを繰り広げてるけど、実際は悪の組織側は壊滅状態で下っ端たちがヒーロー側の要望で毎回八百長試合をさせられている話。
いかんせん話がとっちらかっててめちゃくちゃわかりにくいのが難点だけど発想と話自体はおもしろい。
序盤は設定で惹きつけられて、それを過ぎたらなんかよくわからなくなってきて読むのやめようかと思ったりして、残留幹部の存在が明らかになることで巻き返してきた。
ぼくが考えた最強のラスボスがガチで敵として出てくるところなんかめちゃくちゃおもしろいけど、やっぱなんか話がいまいちわかりにくい。原因はなんなんだろうな。わたしの読解力の問題かも。

マッシュル-MASHLE-

魔法界を筋肉のパワーで無双しながら駆け抜けるギャグバトル漫画。めっちゃおもしろかった。かなり好きな作品。
終盤はパワープレイで敵をワンパンする主人公が駆けつけるまでのあいだ、サブキャラたちが魔法で戦う構図が多かったけど、魔法での戦いもじゅうぶん熱いしかっこいい。
ヒロインポジションに据えたかったであろう女キャラが、いかにも「編集に言われたから女の子出しました」感満載で、最後までキャラ造形も扱いもメンヘラの解像度もガチでなにもかも雑だったのが地味におもしろかった。ギャグ漫画だから許される取り扱いだよな。

作者が画力の上達がえぐいんだけど、画力が上がっても絵柄がガラッと変わった感じがなく、受け入れやすいのもよかった。
画力が上がれば上がるほどマッシュの体型がわたしの好みになっていき、最終的にかなり骨抜きにされてしまった。(ガタイのいい男が好き)
ボーボボにかなり影響を受けていることが伺えるので、読むときはボーボボを履修済みであることが望ましいと思います。

悪役令嬢転生おじさん(6)

新刊!!!!アニメ化おめでとうございます!!
一瞬現実世界に繋がった瞬間が激アツでよかった。

暗殺教室

月を半分ぶっ壊した化け物が新しくこのクラスの担任の先生になります!この先生を1年のあいだに暗殺できたら賞金100億円です!っていう話。
(どうでもいいけど、普段Twitterなどで「5000兆円ほしい!」という強欲フレーズに触れているためか、100億円ってわりと安くね?と思った。べつにそんなことはない。)

序盤しか読んでなかったので一気読み。この結末のネタバレを一切踏まないでこれまで生きてこれたのは地味にすごいかもしれない。
最初から最後までずっとストーリーが完璧で、完成された作品だった。なにも文句のつけどころがない。
特にクラスメイトたちの掘り下げのバランスがすばらしい。最初はいっぱいいすぎて顔も名前も覚えきれなかったけど、いつの間にかみんななんて名前でどういう子なのかわかるようになっていく。クラスメイトの顔と名前を覚えるのって、ほんとにこんなふうだったよなと思った。
最後の出席確認のシーンでボロ泣きした。

DEATH NOTE

言わずと知れた、名前を書かれたら死ぬノートを拾った主人公が悪人を裁いて理想の新世界を作ろうとする名作。
子どものころアニメを観てたが、Lが死んで以降観なくなったのではじめてちゃんとラストを知った。
当時はかなりアホだったのでヨツバグループのくだりとかよく理解せずに観てたけど、大人になって読んだらめっっっっちゃくちゃおもしろくてびっくりした。
全編通して火口確保のくだりがいちばんおもしろいと思う。仮にデスノートという作品が、主人公夜神月がキラを追う作品だったとしてもあのくだりは最高に熱くておもしろかっただろう。二重におもしろいわけだよ。

「計画通り」のコマ自体は有名だから知ってたけど、出てくる流れを知らなかったので、見た瞬間ゲラゲラ笑ってしまった。

あわせて楽しめる動画。

シャーロック・ホームズ最後の挨拶

森見登美彦の新作がシャーロック・ホームズだったため、慌てて最近読み進めている。
正直読んだそばから話を忘れているため感想も書けない。
いちばんやばいのは実はホームズについてこれているワトスンなんじゃないかと思いつつ、やっぱホームズもふつうにやべえわ、という結論に落ち着くのを繰り返している。

追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~(7)

半分さんめちゃくちゃ好きな見た目と性格してるんだけど、名前になっちゃうほどグレンダに狂ってんのがさすがにこわすぎる。
ミラベルの母親が「暗殺の母」としてちゃんとストーリーに関わってきてるのすごいよな。まさかこんな扱いになるとは……きっと原作にはおらんのだろうな……。

今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の1日」を作り出す

この手の本は結構読んでるのでめちゃくちゃ真新しい情報とかは特になかった。だいたい「できたら苦労はしてないんだよな」と思うことばっかり載っている。
ひとつだけ、この人はとにかく「朝に散歩をする」ことをめちゃくちゃ推奨してるんだけど、「通勤を朝散歩にしてもいい」って書いてて、だから最近自宅と最寄り駅を往復するとき「これは散歩だ、運動だ」って意識して思うようにしてる。
漫然と歩いてるより、運動だと思って歩いたほうが足も上がるし手も振ろうとするし、かなり心持ちが違う気がする。知らんけど。

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