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旦那さんが神な件

最近は疲れが溜まっていたのだろうか、

どこか調子が悪いんだろうか、

果たして台風が近づいているせいだろうか、

母のせいだろうか。

たぶんちがうけれど、

起きたくない。

毎朝、起きたくないなあって思って、

子供に起こされて(まだ一歳の息子に起こされて、起きんわけにはいかん)。

昼寝したらそのまま起きれなくて、幼稚園のお迎えに旦那さんだけで行ってくれるの

2回続いた。

迎えにいくだけじゃなく、そのあと公園に連れて行って、夕飯をやって、お風呂の準備までひととおりやってくれる日もあった。

なんだか旦那さんがやってくれればくれるほど、

自分はだめなやつ感が高まって、

余計何にもできんくなりそうだった。

そんなわたしに気付いて、旦那さんがコメダに連れて行ってくれて、

わたしはこの時間を借りて愚痴り始めた。

「なんだか、わたしうつかもしれん。自分でわかってるからうつじゃないんだと思うけど。朝起きたくないんだよね。」

それってうつなの?と旦那さんは笑ったが、

わたしは母のことなど愚痴り始めた。

旦那さんはなんにも言わなくてただ聞いてて、

同調も否定もしてくれなくて、何も言ってくれないからわたしは余計に悲しくなって、

「悪口は相手が答えなければ自分に返ってくる」

というようなことを思い出して自爆していった。

なんにも言ってくれないなんてひどいなぁと思った。

だけど旦那さんがこうやってブレないから、わたしたち崩れてしまわずにいられるんだよな、それもわかっているから我慢した。  

今日も、わたしはなんとなく落ち込んでいた。

旦那さんが子供たちの送りを終えて、買い物に行ってくれ、昼ごはんまで作り出した。

たま〜ごはんだよ。

わたしは呼ばれて食べ始めた。

旦那さんがなにか話かけてきて、
わたしはとうとう泣いてしまった。

旦那さんはなんで泣いているのか言ってごらん。と言った。

なんとも思考力のないわたしは、

「わたしがなんにもできなくて、ダメな人間だから、、くろくんが、なんでもやってくれるから、、わたしはダメな人間で、、」

そんなことしか言えなかった。

旦那さんは言った。

「ダメ人間とかじゃなくてさ、他の家庭と比べなくても良くて、それぞれの家のバランスがあってさ、できないことは助け合っていけばいいんじゃないの?」

「俺は洗濯とかわからないし、マルのミルクもたましかできないし、俺は昼からお酒飲みたいから美味しいもの勝手に作りたいから作ってるだけだから。料理が苦でやってるわけじゃないから。」

「あとこれは俺の考え方だけど。疲れたときに疲れたって思うと余計に疲れるから、これくらいですんでよかった。って思うようにしてる。そうすると、今日も何もなく無事に終えられたし、疲れたけどよかったなって思える。考え方次第だからね。」

言ってほしいことを全部言ってくれた気がした。

普段あまり口数の多くないこのひとの言葉は、経験と普段の思考からでてくる本物の言葉だから、

ずどーん、一瞬で、私を蘇らせてしまった。

お迎えに私もついて行った。

旦那さんが、子供たちと触れ合う様子はなんだか尊かった。じっと見ていたら、幸せだった。

旦那さんはお風呂とごはんをやってくれ、子供たちにチューをして、夜勤に出かけて行った!

わたしは今日も旦那さんを見習って頑張ろうとやった。

子供たちを寝かしつけ、その様子を眺めて、

「愛してる、みんな、愛してる」

そう思えたから今日はもう大丈夫だ。

神な旦那さんの話でした。

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