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ぼくの山崎竜二論

久しぶりの更新な上に、猫・猫・猫だったのが突然の、山崎竜二。

山崎竜二とは、SNK制作の格闘ゲーム「餓狼伝説」及び「THE KING OF FIGHTERS(以下KOFと表記)」に登場する架空の人物。
職業は闇のブローカー。1963年8月8日生まれ。KOFシリーズではなんと33歳。年下やんけ。嫌いなことは労働。3日間完徹するのが得意。もっとなんかないのか。

非常に暴力的でサイコパス、粗暴で非道。そして外道。典型的悪役キャラ。しかもちょっとも実はいい人の雰囲気や優しさとかを出さない徹底ぶり。
初出は餓狼伝説3、当時格闘ゲームキャラクターは派手だったり凝ったデザインのキャラが多い中、金髪ツーブロック以外は黒Tシャツに黒スラックス。地味。それでいて何故か、迫力があったし目も引く存在である。ちなみに中ボスだった。
低いドスの利いた声で喋ったと思ったら、ゲーム中は甲高い奇声を上げる、非常に音域の幅の広い人物である。
あとはWikipediaとか見てね。

めちゃくちゃ彼をゲームで使い込んでたのが、2010年頃。この頃、第三次格ゲーブームが自分の中で巻き起こっていた。
(第一次は6歳頃、第二次は中学生)
きっかけがまさに山崎竜二。何気なくニコニコ動画で、山崎竜二の超必殺技「ドリル」をまとめた動画を見ていて、「これやりたい」と23歳の私は思った。
そのまま自転車で中古ゲーム屋に行き、PSPと KOFのアーカイブを買い、颯爽と家路に。
PSNでRB(リアルバウト)餓狼伝説と、RB餓狼伝説2をダウンロードすることにも成功。
そのから再びの私の格闘ゲームライフが始まった。

とりわけどうということはなく、ただ山崎竜二を酷使しまくり、時にゲームセンターに行きKOF2002UMをやり込んだ。
なにがそこまで私を動かしたのか。
山崎竜二の、他のゲームキャラとは一線を画する、シンプルすぎるデザインでありながら個性の塊という点であろう。
他の追随を許さない、確立された存在。それがあまりに魅力的である。

これ以降、2次元のキャラクターに於いてここまで入れ込んだキャラクターは存在していない。
少なくとも、去年2.5次元の仮面ライダーV3の風見志郎にハマるまでは、ない。
ずっと推しであり続けた。10年近く。

それまでは常に山崎竜二と共に生きてるなと思ってた。
しかし、追っていけない部分がどんどん発生した。
スマートフォンのコンテンツである。
KOF ALL STARやKOFGは、どうもハマらなった。というかKOFGに至っては手もつけてない。私が山崎竜二に求めるものが1個もないと思った。

そもそも私が山崎竜二に求めるものとはなにか。
狂気だ。
狂人とは魅力的である。それが非日常的であればあるほど。身近にいたらすごく嫌だ。できれば現実にはいないでほしい。

KOF以降の露骨な狂人っぷりより、餓狼伝説3あたりの静かな狂気が好きだ。
山崎竜二にはゾクゾクさせられたいのだ。ビビらされたいし圧倒されたい。
マイルドになった山崎竜二を見たくない。

スマートフォンのコンテンツで補填できないと思った。苦手だし、スマホゲーム。

その辺KOF14は期待できるなと思ったら、声優さんが変わってしまった。
ここは堪えてPS4を買った暁にはまず、KOF14は買うつもりだが、石井康嗣さんじゃない山崎竜二に慣れてしまうのもなんだか寂しい。
初出から石井康嗣さんで、ライブイベントでもドラマCDでも山崎竜二を演じてくれた。唯一無二の存在なのである。
新しい声優さんも慣れればきっとハマるくらいよさそうなのだが、葛藤はかなりある。

とりあえずここまで書き殴って、特に主義主張はないが、山崎竜二はいいぞということだけだ。
架空のキャラクターだからこその自由度。
格ゲーをやらなかった時期も、髪を金髪ツーブロックにしてみたりと、山崎竜二は私の暮らしに深く根付いている。

ちなみにツイッターで知り合った山崎竜二ファンの先輩に話を聞いたら、彼は猫派らしいです。

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