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これ、いただくわ! 腰痛が消える、神シューズ

昨冬、父が肺炎になりまして。
いつものごとく帰省して、それこそ不眠不休でひと月近く看護に明け暮れた挙句、腰をやってしまいました。
夜間のつきそいで眠れない日々が続いたのが悪かったのか、長逗留になると思わず冬用の服を持たずに行ったのが悪かったのか、お風呂に浸かることなくシャワーですませていたのが悪かったのか。

ある日突然、腰に電気が走ったのです。
ピキーン!という巨大な擬態語付き。

途端、世界がフリーズ。身動きできなくなりました。
腰をやっちゃった人の体験談は、たくさん聞いてきましたが、本当に電気が走るのですね。人体の不思議、半端ない。
といって、いつまでも寝ているわけにもいかず。しばらく休んだ後、C S60でセルフ施術したり、きくち体操をしたり、だましだまししながら、なんとか動けるまでに回復しました。

父が回復した後、東京に戻ってきてからも変わらず九州を行き来していたのですが、買い出しの最中など、突如、ピキーン!の擬態語と共に、身動きできない事態に陥ることが頻発するようになったのです。
レジ前だろうが、特売品売り場前だろうが、交差点のど真ん中だろうが、突然立ち止まる迷惑なオバさんと化してしまい、これは流石にどげんかせんといかん!とゴッドハンドを求めて東奔西走することになったのです。
そうして、自らゴッドハンドを名乗る輩にゴットハンドなし、と思い知った次第ですが、それはまた別のお話。

結局、根本治療に至ることはなく、これじゃあゴッドハンドと腰痛の無限ループ! 要は姿勢が悪いから腰痛が起きるわけで、姿勢を正すためにピラティスを始めるのが結局近道かもしれないと思った瞬間、天啓に打たれるがごとく、アルファベット3文字が頭の中に降ってきたのであります。

M! B! T!

M、B、T? M B T? そうだ! わたしにはM B Tがあるじゃないか!
慌てて靴箱から、埃を被ったM B Tシューズを引っ張り出しました。
バレエシューズタイプのM B T。

知る人ぞ知る、M B Tとは、マサイ・ベアフット・テクノロジーの頭文字を戴く靴であります。マサイ族が裸足で歩く際の技術を再現できる、靴底がアールになっていて、どこまでも歩ける気がする不思議シューズなのです。

汚くてゴメンあそばせのマイMBT。靴底のアールがわかるでしょうか。


久方ぶりに履いて立ってみると、あら不思議! 
腰の痛みが消えてしまった! 
久々に腰が軽い! ああ、ノーストレス!

「腰痛、治ったよ!」
想定外の効力に、階上にいる夫に大声で知らせたほど。

当然といえば当然なのです。
M B Tは、1997年、腰椎ヘルニアの治療・改善・予防のためにスイスで開発されたのが始まりで、保険適用の国もあるくらい。腰痛と相性がいいのです。骨盤の傾き方が正しくなるんですよね。ググってみたら、腰痛が治った、腰の痛いのが消えるという体験者の声がヒットします。

その昔、ダイエットのため始めたウォーキングのために1足購入してみたのをきっかけに、独特のソールがなんとも心地よく、気づけば7足ほど履いてきた愛用者です。
ただ、デザイン性に難ありなのとお高いことが玉に瑕。もっとおしゃれになってくれるといいのになあと願っています。
それに、コロナ禍の最中から、都内のM B Tシューズのショップが次々クローズしてしまったため、実際に履いて試してみるショップがなくなったのが残念至極。次に買う際はオンラインかなあ、と思っています。

現在、靴箱にあるM B Tは2足。
ネイビーのスニーカーは外出用に、バレエシューズタイプは室内用に大活躍しております。おかげさまで、肝心の腰痛は嘘のように改善しております。


M B Tシューズ
2万円台から


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