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【ライブレポート】RINGOMUSUME ONE-MAN LIVE 2022 “FOURs”《DAY1 & DAY2》

RINGOMUSUME ONE-MAN LIVE 2022 “FOURs” DAY1
日時:2022年3月30日(水) 18:00~
会場:弘前市民会館 大ホール

RINGOMUSUME ONE-MAN LIVE 2022 “FOURs” DAY2
日時:2022年3月31日(木) 18:00~
会場:弘前市民会館 大ホール

SET LIST《DAY1》

01. りんごの木(アカペラスタート)
02. Ringo star
03. モドコモード
04. 0と1の世界
05. 1625
06. snow snow snow
07. JIGA-JIGA

《コージィニアスメドレー》
08. ぐぐっ
09. 好きみたい
10. りんごのね。

《過去曲メドレー》
11. りんごのキモチ
12. Fly High
13. だびょん
14. リンゴのうた
15. 真っ赤な笑顔

16. バスターミナル
17. 101回目の桜(新コーラスアレンジ)

《愛踊祭メドレー》
18. 魔法使いサリー(とき&王林)
19. オラはにんきもの
20. なんぼめじゃ!アポーパイ(オリジナル ⇒ dance-mix)

21. 焼きりんご
22. Give me Power!!
23. JOMON
24. LOVE & SOLDIER
25. SNOW MONSTAR
26. JET GIRL
27. JAWAMEGI NIGHT!!
28. Ringo disco

EN1. My Dearest
EN2. FOURs

SET LIST《DAY2》

01. りんごの木(アカペラスタート)
02. Ringo star
03. モドコモード
04. 0と1の世界
05. 1625
06. Kimi-Dake ※
07. JIGA-JIGA

《コージィニアスメドレー》
08. ぐぐっ
09. 好きみたい
10. りんごのね。

《過去曲メドレー》
11. りんごのキモチ
12. Fly High
13. だびょん
14. リンゴのうた
15. 真っ赤な笑顔

16. 夏ノ蜜柑 ※
17. 101回目の桜(新コーラスアレンジ)

《愛踊祭メドレー》
18. 魔法使いサリー(とき&王林)
19. オラはにんきもの
20. なんぼめじゃ!アポーパイ(オリジナル ⇒ dance-mix)

21. JONKARA ※
22. A.D.D ※
23. JOMON
24. LOVE & SOLDIER
25. SNOW MONSTAR
26. アメノチヒカリ ※
27. JAWAMEGI NIGHT!!
28. Ringo disco

EN1. DAISUKI 青森 ※
EN2. トレイン(RINGOSTARS mix)※
EN3. FOURs

※DAY1からのSET LIST変更曲

2015年10月から続いていたとき・王林(2代目)・ジョナゴールド(2代目)・彩香によるいわゆるFOURs期のRINGOMUSUME(りんご娘)。新型コロナウイルス感染拡大により、20周年ツアーの機会を奪われただけでなく、有観客ライブは2020年9月20日 に虹の湖公園 ふれあい広場ステージ「RINGO MUSIC SOCIAL DISTANCE LIVE『Re:START』」以降行えていない状況が1年半ほど続いていました。

そんな中、2022年2月9日19:02、りんご娘公式Twitterにて20時から「大切なお知らせ」があることを突如告知、同日20時”「とき」「王林」「ジョナゴールド」「彩香」グループ卒業のお知らせ”がりんご娘公式HPにて発表されました

ファンや地元関係者の間にも動揺が広がる中、翌日の2022年2月10日にはYouTube生配信で卒業についての思いを涙ながらに伝えると同時に、2022年3月19日にDJ Megu + Kaede(Negicco)・まなみのりさ・lyrical schoolを迎え東京での最後のステージとなる4MAN LIVE、「RINGOMUSUME 4MAN LIVE "FOURs in TOKYO"」をSHIBUYA WWWXにて開催し、2022年3月30日・31日にラストライブとなる「RINGOMUSUME ONE-MAN LIVE 2022 “FOURs”」を弘前市民会館 大ホールにて開催することを発表します。

2022年3月に入り、拡大傾向にあった新型コロナウイルスの感染状況。直前まで有観客での開催が危ぶまれていた中でしたが、弘前市の協力もあり2022年3月30日・31日の2日間に渡って「RINGOMUSUME ONE-MAN LIVE 2022 “FOURs”」有観客で決行しました。

1.最後にして最高のRINGOMUSUME LIVE

「最後の最後まで進化し続けるRINGOMUSUMEを魅せたい」というメンバーの想いで作り上げられたラストライブ、SET LISTを一部変更し2日間に分けてFOURsの4人が2017年以降にリリースした全楽曲を披露したほか、オープニングを飾った「りんごの木」ではアカペラパフォーマンスでスタートし、「101回目の桜」ではレコーディング時から更に進化した4人のコーラスワークを披露しました。

また、RINGOMUSUME表記となった2018年以降のライブでは披露されることが無くなっていた「りんごのね。」「ぐぐっ」「好きみたい」”コージィニアスメドレー”や久しぶりに歌われた「真っ赤な笑顔」「だびょん」を含む”過去曲メドレー”、りんご娘が大きく飛躍する転機となった”愛踊祭ブロック”では「魔法使いサリー」「オラはにんきもの」「なんぼめじゃ!アポーパイ」をメドレーで披露し、4人で歩んできた歴史には欠かすことのできない愛踊祭2015 ⇒ 2016の思い出を振り返りました。

RINGOMUSUME最後の全力に応えるべく、自身最大キャパになった弘前市民会館 大ホールのステージにはレーザーセットが組まれたほか、大きなスクリーンも後方にセットされ、幻に終わってしまった「RINGOMUSUME 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR 2020 ~りんごの木~」の千秋楽で魅せたかったであろうステージングが詰め込まれていました。

ラストライブとなったDAY2では、ときの声が掠れてしまい満身創痍の中でも全身全霊のパフォーマンスを魅せ、アンコール最後のMCでは4人がメンバーカラーを取り入れた最後の衣装に身を包み、これまでの活動・メンバー・スタッフ・farmerへ対する感謝と未来への抱負を語りました

2.この日のためだけに作られた衣装たち

SET LISTや演出面だけでなく、衣装にも最後までこだわった4人。Movieing制作による衣装が華を添えました。

冒頭は白を基調とした統一感のあるショートパンツ衣装、愛踊祭ブロックからはメンバーカラーを押し出したスカジャン&ロングスカートの昔のヤンキールックなスタイル、後半ブロックではスカジャンとスカートを脱ぎ捨てパンツ&スニーカースタイルのダンサブルな衣装に身を包みパフォーマンスを行いました。

DAY1のあどはだりでは、「RINGOMUSUME 20th+1 ANNIVERSARY LIVE ~りんごの木~」のあどはだりに着用した黒い衣装にFOURs Tシャツ、DAY2のあどはだりでは4人それぞれの意向を反映させメンバーカラーを取り入れた個性的かつドレッシーな衣装で最後の雄姿を見せました。

また、会場外にはこれまで着用してきた衣装の数々が飾られていました。

3."ダンス&ヴォーカルユニット りんご娘" 此処に在り

これまで、りんご娘というグループはここぞというときにアカペラのパフォーマンスを行ってきました。また、コーラスも音源を流すことに頼らずに直接マイクを通してハモることを大切にしてきたりんご娘。

ラストライブの幕を開けた「りんごの木」ではジョナゴールドの歌い出し~4人のアカペラによるパフォーマンスで始まり、涙声で音程が取れるか心配でしたが無事に歌いきりました。「101回目の桜」ではレコーディング時から更に進化したコーラスワークで、特に彩香の下ハモとときの上ハモを強化したパフォーマンスで披露しました。

また、後半のダンサブルな楽曲が続いたブロックでは、パンツ&スニーカースタイルで踊り倒し、特にDAY2の「JONKARA~A.D.D~JOMON」のノンストップパフォーマンスは圧巻でした。

2000年9月のりんご娘.結成当初からキャッチコピーとして掲げてきた”ダンス&ヴォーカルユニット”のプライドと真骨頂、そして完成系を魅せるパフォーマンスでした。

4.最後まで見逃せなかったラストライブ

ライブの最後には、「Ringo star」の新ミュージックビデオが公開され、これまでMV撮影で訪れたロケ地を巡り、思い出を分かち合った後、雪の中で回るRingo starの風車からそれぞれのメンバーカラーの欠片を手にし、別々の道を歩んでいくのでした

特に、印象的だったのが、クレジットの最後にSpecial Thanksとしてアルプスおとめ・ライスボール・リーフ・歴代りんご娘のメンバーと共にクレジットされた”TOMOKO MIYAJI”の文字、彼女がりんご娘のマネージャーとして支えてこなければりんご娘がRINGOMUSUMEへ進化し、FOURsの物語はなかったでしょう。

きっと、4人の最後の雄姿を観ていたであろう彼女と歴代メンバー、そして全てのファンに対して最大限の愛と敬意を伝え、6年半続いた”とき・王林・ジョナゴールド・彩香”によるりんご娘は幕を閉じたのでした。


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