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矯正歯科ー潜入調査レポート(2)

1. 本命のA矯正歯科

 現在の主治医(一般歯科)が、『矯正専門医ですごい先生いる』とSNSで発言していて初めて知ったのがA矯正歯科。A歯科のHPやSNSで得られる診療方針がとても良く、それを基準に他院と比較することにした。本命は精密検査まで一気にやりたいので、最後に行くこととした。

2.チェック項目

 あくまでも私個人の判断基準を述べる。個人個人の価値観は違うので、それぞれの価値観で歯科医院を選定するべきだと思う。特にこだわりはなくて、どこをチェックしたらいいか分からない時に参照にされたい。

・マウスピースとワイヤー矯正の割合
マウスピース中心の先生はマウスピースを勧めるし、ワイヤー中心の先生はワイヤーを勧める。その先生が何を得意とするかによって、患者に提案する方法に偏りがあるのは当たりまえ。

・通院頻度と調整料(経過観察料)
定期的に通院して、ちゃんと歯が動いているかのチェックが必要となる。装置代のほかに毎回調整料が必要な歯科は長く、たくさん通わせることで収入が増える。毎回調整料を取っていると短時間で少ない通院回数で終わらせる技術を磨こうとするインセンティブが働かない。調整料こみこみの一括料金で設定している歯科は、計画通り終わらせることができる高い技術を持っている。A先生はこのような考え方で、調整料こみこみの料金設定を行っているのだそう。

・通院しやすいか
 患者本人が通いやすいというのはもちろんだが、矯正の場合は歯科医院側の都合もある。矯正歯科を標榜していても、常勤医師がいるところもあれば、非常勤で月1回しか診療日が無いところもある。月1回となると、私の場合はそこに合わせて生活するのは困難だし、1回逃すとさらに1ヶ月先というのでは実質通えないのと一緒。

・部分矯正やっているかどうか
 Invisalign Goに代表される前歯だけ動かす安価な矯正装置です。A先生曰く、奥歯を動かさずに前歯を治すことはほぼ不可能と述べており、A歯科ではInvisalign Goの取扱いはない。Goを扱っている歯科は、安価にすることで矯正のハードルを下げ、無理な集客を頑張っているところだと思う。扱っているくらいならいいが、中には「Invisalign Goの症例、○○地方1位」を自慢している歯科もあり、この歯科だけは絶対やめておこうと決めた。

・再矯正の患者さんはどのくらい来るか?
 これは私独自のチェック項目。最初の矯正なら気にしなくてもよい。どんな患者層が集まってくる歯科なのかをチェックしてみた。

・リテーナー期間
 前医のところでリテーナー期間は『一生』、しかも、矯正が終わってから初めて告げられました。一般的に矯正期間あるいは長くて2年と言われている。そこは私にも問題があり、矯正開始前に主治医に訊くべきだった。だから、今回は矯正開始前にリテーナー期間を確認することにした。

・矯正期間、動かし方(口腔内観察後)
 矯正を始めるうえで最も大事な情報である。動かす順番とか、方針が立たないまま精密検査は受けることはできない。

・抜歯矯正か非抜歯矯正か?
重要なチェック項目だが、私は抜歯済みのため考慮せず。

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