「恋焦がれる魂」第八章 求める
彼と繋がってから十ヶ月が経とうという頃、私の精神が極めて不安定になった時期があった。双極性障害の症状で言えば、混合状態だ。躁と鬱がないまぜになって混乱する。私の場合は、息が苦しくなって、パニック発作を起こす。涙と叫び声と嗚咽が止まらない。「ジプレキサ」という頓服を飲めば、だいたいは治まるが、治まるまでとても苦しくてつらい。
そんな発作が頻繁に起こるようになり、私は彼を求めてしまった。彼しか救いがなかった。狂おしいほど逢いたくて逢いたくて堪らず、その頃は月一で逢ってい