観劇デビューした話②

月組大劇場公演「I AM FROM AUSTRIA」マチネ。
ついに開演。

生の舞台は想像以上の迫力があり、圧倒される。
オーケストラの演奏に演者の台詞や歌声が劇場中に響き渡る。舞台から足音まで聞こえる。
衣装や舞台セットの色彩の鮮明さも映像とは比べ物にならない。

目の前に月組生がいることに感動。
とにかく皆美しい。等身バランスが一般人(私)と違う。顔が小さい。手足が長い。細い。
娘役はお人形のように可愛らしい。男役は格好良くも美しい。

ウィーンミュージカルと聞いてエリザベートみたいな重厚なストーリーなのかと思いきや、コメディ要素満載で明るく楽しいミュージカル。
楽曲数は多く様々なジャンルの現代曲が満載で、しっとりな曲もあれば手拍子に合わせてテンポ良い曲もある。

そしてついに。珠城りょうさん登場。

たまさまーーーーー!!!!ギャーーーーー!!!!カッコ良すぎる!!!!目の前に珠様がいる!!!信じられない夢みたい!!!めちゃめちゃオーラ出てる!!!いやホントに格好いい!!!体格がイイ!!!スタイルが異次元!!!足長すぎる!!!腰の位置がおかしい!!!ガッチリしてるけどほっそ!!!とんでもなくカッコいいな!!!顔ちっさ!!!好き!!!!!!

当時の心の声はまさしくこんな感じ。もっと荒ぶっていたかもしれない。

まずオーラが凄い。
トップスターは独特のオーラが出るのだろうか。
「トップスターしてます組背負ってます」オーラと呼ぶのかどうか知らんけど。
他組のトップスターさんにも同じことを感じる。

男役をするために生まれてきたような等身バランスで、シンプルな衣装もその辺の男たちよりカッコよく着こなしてしまう(その辺の男のみなさんすみません)
あの肩幅は珠城さんの武器。

娘役さん(さくらちゃん)を見つめる眼差し。
暖かみもありつつ蕩けるような熱っぽい眼差し。
あれ至近距離でされたら死ぬ。されないけど。

「後悔してない?」してません。するわけない。

全体も見たいのにオペラが珠城さんにロックオン。
生観劇は忙しい。目が足りない。

美園さくらさんの歌声に感動。
「私の居場所」を歌われていた姿が忘れられない。
娘役さんは裏声で(私には到底出せない)高音を響かせるイメージだが、あの歌はおそらく地声で歌われていたと思う。地声だから迫力があり格好良い。美園さん演じるエマの感情が伝わってくるような美しい歌声。
特に銀橋に出てきてからの美園さんの歌声に感動で泣きそうになる。ていうか泣いてた。
(今も書きながら思い出し泣き)

とにかく細い。スタイル抜群。全ての衣装が美園さんに似合っていた。
大粒の涙を流しても台詞や歌が崩れないのが素晴らしい。

月城かなとさんはとにかく美しい。美の集団宝塚の中でもトップクラスの美貌の持ち主。
この公演から復帰されたので元気なお姿を見れて嬉しかった。
月城さんは声量が凄い。声量オバケ。台詞も歌も聞いていて気持ちが良い。
「汚職のタンゴ」の歌大好き。声が伸びる伸びる。
お芝居も歌もお上手でそのうえ超美人。こりゃ無敵だ。
(今は月組トップスター!おめでとうございます!)

珠城さんのこと「ウィンナー野郎」と何度も罵ってくれてありがとうございます。

鳳月杏さん月組に戻ってきてくれて嬉しかった。
「月雲の皇子」が大好きで、また珠城さんと同じ舞台に立つ姿を見ることができて感無量。ちなたま!
(いつか月雲の皇子について語りたい)

妻には頭が上がらない、息子のことも大好き、どちらにもいい顔する適当な父親役がコミカルでお上手。
絶妙な間と台詞回しで笑いを取りまくる。鳳月さんが登場すると私達も期待してしまう。
(今はハンサムガイの虜です)
しかしイケオジだな。スタイル良すぎる。ほぼ足。

暁千星さんのパブロ、インパクト強い。刈り上げ似合ってる。「マッチョ!マッチョ!」「スポーツ万歳」は盛り上がる。客席降りはテンション上がる。
(るねちゃん近くまで来てくれた。顔のサイズが豆粒)
(東京でまゆぽんが目の前で踊ってくれた)
(エアロビの振り付け難しいし照れて踊れなかった)

パブロいい人なんだよね。おだちんとお幸せに。
(月組の王子から王に君臨するものだと思ってた…)

海乃美月さんのダルマ姿拝めて幸せでした。
夫より強く息子に厳しい母親役。
鳳月さんとの掛け合いに笑ってしまう。
(トップ娘役おめでとうございます!)

風間柚乃さん演じるフェリックスはトラブルメーカーで車を何度も大破させる。けど憎めないキャラクター。
このお役はかわいかったが、貫禄は感じた。
ありちゃんとお幸せに。

輝月ゆうまさんは珠城さんに通ずるオーラを感じた。
映像で見ていた印象と一番違った人かもしれない。存在感があり男らしくて格好良い。ピンク髪が素敵だった。

最後はフィナーレ。

月城かなとさんの歌唱指導から始まる。
数名の男役さんを従えて歌い踊る。

暁千星さん中心のロケット。
「マッチョ!マッチョ!」の曲。パブロ!
ロケットボーイのありちゃん誰よりも足が上がる。

珠城りょうさん中心の男役群舞。ここで大階段登場。
「大階段初めて見たーーー!!!」と大興奮。
チロリアンな衣装とハットで登場。衣装素敵。
大階段板付きで最初に珠城さんにピンスポットが当たるが、その瞬間のお顔がヤバい。カッコ良すぎる。
男役群舞は本当に格好良い。永遠に見ていたい。
群舞の終盤、月城さんが娘役を引き連れて大階段を降りてくるところもカッコ良い。

その後は娘役も合流してもうひと踊り。
この場面はワチャワチャして楽しい。

デュエットダンス。
珠城さんは大階段から降りてきて美園さんはセリ上がり、スモークが炊かれる。この時もピンスポ当たった瞬間の珠城さんのお顔がめちゃめちゃカッコいい。
2人共黒いお衣装で素敵。
美園さんの背中が軟らかい。頭が床に着いちゃうんじゃないかと思うほど背中を反らす。高速リフトは迫力満点。

最後はパレード。
パレードを生で観れた事に感動。細かい所がわかった。

「こんな感じで降りてくるんだ。挨拶終わったら一度袖はけるんだ。ダブルトリオはここで歌ってるんだ。真ん中ばかり見てると拍手のタイミングが難しい。トップさんが降りてくる頃みんな袖から出てくるんだ。トップスターを迎える時は全員トップさんを見るんだ。羽根デカい。思ってた以上にデカい。全員揃うとめちゃキレイ。トップさんの羽根の後ろすげーな。花道にいる組子は幕に入らず袖にはけるんだ」

映像ではわからないパレードの細かい所を確認できて満足。しかしパレードは拍手で忙しい。

晴音アキさんのエトワール、最後の高音が劇場中に響き渡り鳥肌が立つ。素晴らしかった。

うみちゃんの1人階段降りが嬉しかった。

れいこちゃんの大羽根姿を見て「2番手さんになったんだ」と実感。嬉しかった。
(繰り返すが今は月組トップスター)

初めての観劇は本当に幸せな時間だった。
珠城さんに会えたことはもちろん嬉しいし、月組生みんなに会えたことも嬉しかった。
チケット取って良かった。

もう一つ、生の舞台観てるなーと感じることができた瞬間は、台詞を噛んだり小道具を落としたりハプニングを目撃したとき。

不謹慎かもしれないが、私は嬉しく感じた。

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