観劇デビューするまでの話
宝塚の世界に浸るも観劇する予定はなくDVDかBlu-rayを購入して楽しむつもりでいた。
珠城りょうさんのファンと自覚したころ「夢現無双/クルンテープ」大劇場公演が始まる前だった。
美園さくらさんお披露目公演。
美弥るりかさんご卒業公演。
日課となったSNSチェックはかかさずお稽古中の情報から集めていた。
「入り待ち出待ちなんてあるのね。楽しそう。直接お手紙渡せるんだ。いいなー。ジェンヌさん実際お会いしたらとんでもなく綺麗なんだろうな。けど珠様にお会いするなんて恥ずかしすぎて考えられない!照れる!」
(また入り待ち出待ちができる世の中になってほしい)
公演が始まってからもチェックチェック。
「初日はSNSでもおめでとうと言い合うのね。観劇レポ続々上がるー。珠様のロン毛?ラーチャブルック?女?みやちゃんの流し目ヤバい?さくらちゃんおめでとー。まゆぽんの女装?ありちゃんも女?美脚?れいこちゃんヘタレ?」
観劇レポ読んでると楽しい。
想像(妄想)が広がる。
観劇しなくても公演中はワクワクが止まらない。
この公演は当初の予定通り観劇することなくBlu-rayを見て楽しんだ。
(ライブビューイングは観に行けばよかった)
次の梅芸公演(別箱っていうのね)「ON THE TOWN」も同じスタイルで楽しんだ。
今思えばこれは観に行くべきだったと後悔。だって映像残らないから。
ライブ音源CDは買ったが観ていないので「これはどんな場面?」とわからないまま聞いている。
次の大劇場公演「I AM FROM AUSTRIA」も観劇するつもりはなかった。
なかったが。
「日本オーストリア友好150周年記念」「日本初演」のキャッチコピー(?)を見てしまうと、とんでもない大作の予感しかない。
たまさくCM出演(UCC)
ウィーンキャストとたまさくの写真がインスタにポスティングされる(エマカーター風)
たまさくウィーン2人旅の番組放送。
(スカステ難民)
(しばらくして楽○オンデマンドで視聴)
(れいこちゃんにも行ってもらいたかった)
始まる前から大々的にキャンペーンするから、そりゃ期待してしまう。
観劇はしないスタイルを貫く予定が「めっちゃ気になるー。行っちゃおっかなー。どーしよー」と揺れ動き始める。
とりあえずチケット状況の確認だけでもと調べてみる。
この時まだ友の会に入会していない。
既に発売中で平日わずかに残っているのを見つけた。
「うおおっ残ってる!会員じゃなくても買える!平日かぁ……有給使うか」
購入手続き完了。
あっさりスタイルが崩れ初観劇を迎える運びとなった。
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