観劇デビューした話①

公演前からの盛り上がりに心踊らされチケットを買ってしまった私。
ついに宝塚大劇場観劇デビューすることになる。

ホテル手配(旧宝塚ホテル)
オペラグラス購入。
交通手段を調べる。
観劇マナーについて調べる。
服装に悩む。
(今思うとなんでもよかった。なんなら家着でも問題ない。人それぞれ)

こんな感じで着々と準備を進める。

久しぶりに待ち遠しいという感覚を味わう。
「あと何日〜♪」と指折り数えるこの感じ。
小学校の修学旅行以来かもしれない。
(いやもっとあるはず)

そしてついに本拠地宝塚(ムラ)へ向かう日がやってきた。

1日目 のんびり移動
2日目 観劇(マチソワ)
3日目 のんびり帰る

2泊3日の一人旅。車で向かうことにした。
途中サービスエリアに寄りながら長旅を楽しむ。
(思いのほか寄りすぎて予定より遅れる)

「宝塚出口」の看板を見つけただけでテンションが上がる。写真に収めたいくらい。

高速降りてからもワクワクが止まらず「宝塚大劇場前」交差点でテンションMAX。

「大劇場が見えたー!!キャー!!珠様ーー!!会いにきたよーー!!珠様と同じ地に立ってるーー!!!」

旧宝塚ホテルの駐車場入口がわからずホテル周辺をグルグルし、なぜか住宅街に迷い込むというトラブルもありつつ、無事到着。

移転前なので古く歴史を感じるホテルだが、なんせオフィシャルホテル。
至るところに宝塚を感じる。

有名なトップスターパネルもパシャリ。

なんといっても「タカラヅカスカイステージ」が視聴できる。スカステ難民の憧れ。

お昼過ぎにチェックインし大劇場周辺を散策。
休演日だったので閑散としていたが宝塚の地にいる喜びを噛み締める。

「大劇場だー。本物だー。楽屋口だー。ジェンヌさんらしき人が出入りしてるー。花のみちだー。ルマンだー。パスタだー。たからづか牛乳だー。お腹すいたー」

大劇場周辺は街並みもお上品。
ワンちゃん散歩中の方達がセレブに見える。
ワンちゃんまでセレブに見える。

「珠様どの辺に住んでるのかな?すれちがわないかな?」と妄想しながらホテルに戻り、スカステを堪能しながら1日目を終える。

2日目
ついに初観劇。

ホテルを出ると昨日は閑散としていたのに観劇される方達で賑わっている。

「ついに初観劇!初生珠様に会える!」とドキドキしながら劇場へ向かう。
(南口駅辺りから娘役さんらしき人の後ろをくっついて歩いていく形になってしまった)

到着すると門の前に行列ができており、中に入る順番待ちかなと思い私も並ぶ。
しばらくして後ろに並んでいた人に「当日券の列で合ってますか?」と聞かれ「え?そうなんですか?」と私。

どうやら当日券の列に並んでいたらしい。

少々無駄な時間を過ごしたが無事入場する。

大劇場の中は独特の匂いが漂っている気がする。
今ではあの匂いを嗅ぐと「帰ってきた」と安心する。

それにチケットがなくても楽しめる場所。

劇場内にレストランやお土産やお買い物できるショップが豊富に揃っている。

まだ利用したことないが変身スタジオもある。

そしてそして念願のキャトルレーヴ。

これまではネット上でお買い物していたので初キャトルに興奮。
プログラムやスチール写真や珠様グッズなど購入。

チケット発券するためチケットカウンターに向かうと、また行列ができていたので私も並ぶ。
近くのモニターから月組公演の映像が流れ「珠様…」と眺めながらしばらく並び続ける。すると前に並んでいた2人組のイカついお兄さん達が「当日券が〜」と話している。
まさかと思い確認したかったが、イカついお兄さんに話しかける勇気がなく後ろの優しそうなお姉さんに聞いてみると、やはり当日券の列だった。

だいぶ無駄な時間を過ごしたが無事発券する。

そして入場。

まずロビーの豪華さに驚く。超高級ホテルのよう。
赤い絨毯と大階段を思わせる赤い階段がとても宝塚らしい。天井には大きなシャンデリアが光り輝く。

出演者のパネルに自動演奏のグランドピアノ。
流れているのは公演で使用される楽曲。

階段の隣には立派なお花が飾られ華やかで、ロビーにいるだけでも夢の世界を味わえる。

パネルが1番の撮影スポットみたい。
ピアノは演奏を動画で撮影する人が多い。

ロビーを堪能したあとは座席へ向かいプログラムを眺めオペラグラスのピントを合わせ開演を待つ。

オーケストラの音合わせが聞こえてきて生演奏だと実感する。

時間が近づくにつれ心臓がバクバクする。

「すみれの花咲く頃」が流れブザーが鳴りトップスターの開演アナウンスが流れる。

そして、ついに開演する。

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