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2019年12月前半の日記

 12月1日は、推しても推しても足りないJuice=Juiceの宮本佳林ちゃんのお誕生日。佳林ちゃんがかっこいいパフォーマンスを見せてくれることで何度もこころを保ってきた。佳林ちゃんがずっと幸せでありますように。

 12月4日はJuice=Juiceの代々木第一体育館公演。現場に行きたかったし、せめてライブビューイングを観に行きたかったけど叶わず、ニコニコ生放送で視聴。子どもを抱っこしながら観られたので、これはこれで楽しかった。佳林ちゃんを始め、みんなキレキレでかっこよかった。一曲目の「「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?」の佳林ちゃんの歌い出しですでに泣いていた。円盤化も楽しみ。

 生後6か月を過ぎた子どもは、体力が増してきた気がする。夜なかなか寝なくて、わたしが闇落ちしそうになる。食べることに本当に興味があるようで、大人が食べるのをじっと見ている。離乳食は順調。卵黄1個分をしっかり食べることができたので、試しに卵ボーロをふやかしてあげてみる。なんとなく大丈夫そう。様子を見て炒り卵をあげたい。よく動くせいか小柄なので、エネルギーはしっかり摂ってほしい。

 本当に、よく動く。ハイハイでどこまでも行き、つかまり立ちも片手でバランスを取っている。筋トレ赤ちゃん。ついに何もないところで立ち上がり、3秒くらいキープすることもできた。タッチ、タッチ、ここにタッチ……。

 「まま!」のほかに、「ぱ」「ば」「ぶ」などの発音も習得し、「ばぶー!」とか言うので笑ってしまう。ベビーサークルで待ってもらおうとすると、メロスは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の王を除かなければならぬと決意した。という感じの表情で「んまああ!ばあああ!」と叫ぶ。

 歯がためなどのおもちゃを用意したものの、いちばんのお気に入りは青い缶のふた。持ったまま部屋中を探索している。探索といえば、わたしが見ていない隙を狙って、隠してあるティッシュボックスに近づき、ティッシュを引き出してちぎって口に入れている。品質チェックに余念がない。それは安いティッシュ。わたしに届いた手紙もべろべろと舐めて開封して渡してくれた。そんな開け方、はじめて見た。

 第一土曜日は、毎年恒例の仕事の集まり。他の先生たちの研究報告などを聞いていると勉強になってすごくわくわくした。色んな研究が進んで、精神疾患の治療方法が増えることを期待している。けれど、自分の気力や体力が続かなくて途中で辞めてしまった博士課程のことも一瞬脳裏をよぎった。臨床一本の今の選択に後悔はないけれど、本当は少し寂しい。

 その日は、出産後初めて一人で夜を過ごすことができて、二年ぶりくらいにお酒を飲んだけど全然酔わなくて、そういえばわたしお酒強いんだったって思い出した。「ナルトタイ 水ト米」が美味しかったので、これから飲める時は積極的に選択したい。懇親会、二次会、三次会を経て1時過ぎには帰ったけど、わたしは「まだ帰らないよね」って言いあって、終電とかない世界で、4時とかの夜か朝か分かんない空気のなか、それぞれの家に帰っていく愛しい馬鹿らしさとか好きだったんだと思い出す。そういう時のタクシー運転手さんとの雑談とかも。

 子どもを預けて出てきたら、「男のひとが一人で子どもみるの大変じゃない?」って言われたけど、女のひとが一人で子どもをみるのも普通に大変だっていうこと、みんな忘れがちじゃないかな。っていうツイートをしたら、いいねをたくさんつけてもらって、大変はそこら中にあるんだなと思った。子どもがいてもいなくても、いい感じに「大変だね」って優しく共有できたらうれしい。

 4月から保育所に預ける予定で申し込みをしてきた。春から仕事に復帰して、保育所の送り迎えや諸々の世話をするのだと思うと正直不安なので、やってみて無理そうだったら、ベビーシッターさんとか考えた方がいいかもと思う。今でも自分のご飯は宅配に頼っている。わたしの料理の才能はまだ開花していない。

 12月14日から、徳島県立文学書道館で文学特別展「現代詩歌の冒険」が開始。詩人の鈴木獏さん、清水恵子さん、俳人の大高翔さん、野口る理さん、歌人の紀野恵さんと共に徳島の詩人、歌人、俳人の一人として取り上げていただく。地元の新聞にも大きく紹介されていて、うれしい反面、正直に言うとほかの皆様に比べてわたしなんか、みたいな気持ちもじわりと湧いてくる。でも展示は担当者さんの愛がこもっていて本当に素晴らしいので、観ていただけますように。

 わたしは短歌のほか、高校時代の部誌、「短歌、WWWを走る」、「ぺんぎんぱんつの紙」、「NHK短歌」、「短歌ホスピタル」、「手稿録」、そして懐かしのぺんぎんぱんつの同人誌「RED BOY×RED GIRL」などを並べていただいている。写真は幼少時や歌集批評会や、大森靖子ちゃんのライブに行った時のもあって、わたしっぽい。

 個人的には詩人の鈴木漠さん所蔵の寺山修司、塚本邦雄、岡井隆、谷川俊太郎らからの書簡にわくわくした。あと紀野恵さんの愛蔵品コーナーにどん!と置かれたシャーロック・ホームズの本とか猫ちゃん写真とか。清水恵子さんの詩の美しさに惹かれたし、野口る理さんや大高翔さんは世代が近いのもあって親近感がわく。野口さんの「しやりり」は大好きな句集。

 でもやっぱり告知しながら、どんどん自信を失っていくのを感じていた。短歌にしろ仕事にしろ、時折訪れる「この世界にわたしは必要?」という気持ちはやっかいで根が深い。だけど、もやもやをかき分けて底まで潜っていくと、そこにあるのは誰かの評価を求める気持ちや自己顕示欲じゃなくて、ただそれらが好きという気持ちで、君だけ残ってくれていたらいいって抱きしめる。単純に好きなことを好きなだけ、でいい。

 戸田真琴さんのエッセイ『あなたの孤独は美しい』(竹書房)を入手。まこりんに会いたい。

 「カントリー・ガールズ大全集①」も「BEYOOOOOND1St」も入手済なのにまだ聞き込めてないので、これから。積んでいるBDもDVDもどんどん観ていきたい。

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