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道具を扱う

私自身が中国茶を飲むようになってから
変わったことは

“道具を使う“

という意味でした


以前の私は道具というとどうやって使ったら良いか
だけを考えていたのですが
お茶の先生に

大切なのは使い方ではなく
手入れの仕方ですよ
と教えてもらい

教えてもらった通りに
使ったら手入れをするということを行なっていました

すると
変わってくるのは私自身の手であり
感覚であり
それは言葉では表現し難い
違いでした

人生の中で今まで色んな物に触れてきたと思うのですが
使ってみて、壊れたら新しいものを買うというような感覚で

ものはいづれ壊れるもの

と決めてつけて
使っていたことに氣付きました

本当にそうなの?

と今自分自身に問うと
物の手入れの仕方がわからないから
ないがしろにしていたのではないのと思います

これは中国茶の茶器だけではなく
鞄にしても、靴にしても、
はたまた
自分自身の髪にしても
何となく扱っていて
何となく良い感じだから良いや〜という
大雑把な物でした


それを一つ一つ意識して
手入れしていくと

自分自身と物との境界線が薄くなり
存在が近くなる

そんな経験をしたのが
手入れから学んだことでした

日常生活を丁寧に送りたいなとは
いつも考えていましたが
こういうことの積み重ねが丁寧にということか
と改めて反省したりしています


手入れというと
難しいイメージがあるかもしれませんが
毎回行なっていると手入れってそんなに時間がかかる物ではないのです

掃除と同じで
1ヶ月に1回とすると掃除は大変かもですが
毎日行なっているとその時間はほんの僅かで良くて
そして周りが整ってくると
自分自身の氣の周りも整ってくるわけで
色んな運気がよくなったなと感じています


それを毎度思い出させてくれるのが
茶壺を手入れしている時です

大切な氣付きをいつもありがとうございます

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