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ホースクランプ×ボトルケージ

より軽くより遠くへ。
昨今のバイクパッキングブーム。
キャリア積載からフレームバックやサドルバッグなどで自転車の車体に荷物を積むグラベルバイクが流行の真っ只中。
そんなバイクパッキングは
手元にあるスポーツバイクにバックを取り付けるだけで多くの荷物を載せる事ができるため
車種を問わず比較的入りやすい。
そして生まれた問題が今回の本題である
フロントフォークにケージマウントを増設したいと言う悩み。。

グラベルバイクは元々フロントフォークに
ダボ穴が開けられており、ケージをネジで取り付ければ済む。

自身の所有するMTB。
フロントフォークがサスペンションの物は
最初から取り付けることができない。
そこで各社からアフターパーツでケージマウントを増設するパーツが複数リリースされている。自身も当初はあれこれ見てみたのだが、どれも求めているクオリティでは無かった。プラスチック製のタイプが比較的安価であったが自身の使用する環境下だと平均でも-10度以下。そんな環境に晒され続けるとプラスチックパーツはすぐにパキパキ割れてしまう。飲料ボトルも同様の有様だった。(過去)

金属製の物も少ないが出ていたがネジ穴1つに¥1000。取り付けるには最低でも1つのケージに2つ必要となるのでネジ穴1つに対してこの金額を出すのはいかがなものだろうか。
自作してしまえば壊れてもまた旅先で
リペアできると思い、1週間ほどああでもないこうでもないと構想し、ホームセンターへ行く。
サスペンション、フロントフォークの外径を測りホースクランプ の長さを選択する。
自身の取り付けたクランプは25〜51mm

まず取り付け位置を定める。重心が低い方が安定するなど考慮し、ホイールの取り外しするスルーアクセルの邪魔にならない程度の低さに設定。そして定めたポイントにフロントフォーク、サスペンションの保護と振動吸収の為にゴムマットを挟む。実は使わなくなったチューブ。自分はチューブを
縦20cm×幅2cmにカットした。
気持ち、巻きつけて2周するくらいが良いだろう。少し厚くてもクランプで締め付ける為対して嵩張らない。

700cのチューブが加工も扱い易く巻きつける時にちょうど良い。
フォークにチューブを巻きつけると絶縁テープで固定する。

サスペンションの膨らみ部分にはケージが干渉するので保護のため、テープを重ねて貼り付けておいた。
その後、ホースクランプをケージのベルトを通す部分に通してマイナスドライバーで締めるだけ。

ベルトを通す部分にホースクランプを通して
上からベルトを通しても実際の使用には問題なく、干渉も程よいのか、万が一の
落下、紛失を防いでくれそうに感じた。

取り付けが完成したマウントを手で揺さぶってみてもガッチリ固定されており、よっぽどでなければ緩む事はないだろう。なぜなら
使用したホースクランプはTRIDON製のもので
用途はDIYはじめ、自動車にも使用されるほど
耐食、耐久性に優れ、一番肝心な振動にも強いのが魅力だ。
それに加えてクランプの下には振動吸収を兼ねたゴムチューブを巻きつけている。
フロントフォーク左右に取り付けて今回の制作費用は¥1000程度。
少しコツがいるが既製品の物よりは
遥かに頑丈で強度がある為、気になる方や
タフなライドをされる方は試してみてはどうだろうか。

あとはロングダートでひたすら振動への耐久テストを行うのみだ。

保証責任はできないが間違いない物である。

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