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うつわマガジン2022

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日々のうつわ使いを紹介します。
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2022年7月の記事一覧

インゲンの胡麻和え 土が語ること #まいにち土鍋

我が家が長いことお願いしている農場の無農薬野菜は、市場に出回っている野菜よりどれも味が濃…

tamamiazuma
1年前
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ナスとピーマンの味噌炒め お土産の味きっと思い出に #まいにち土鍋

もう20年くらい取り寄せている無農薬野菜の農家から大きくて鮮やかなナスが送られてきたので…

tamamiazuma
1年前
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スイカと氷 #まいにち土鍋

スイカの日だなんて、知らなかった。 まいにち誰かの日で、まいにちなんかの日なんだろうな。…

tamamiazuma
1年前
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ペストのサラダ 静かな凪のような道を想像している #まいにち土鍋

世の中の矛盾が自己にも入り込まざるを得ないその葛藤を鎮めている。 冒険のごとく険しい我が…

tamamiazuma
1年前
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ジェノヴェーゼではないわけ #まいにち土鍋

「ペスト」や「ジェノヴェーゼ」 「〜エーゼ」(例:ジェノヴェーゼやミラネーゼなど)や「〜…

tamamiazuma
1年前
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漢方薬をまなぶ #まいにち土鍋

漢方講座合宿。午前中は野草探索、そのあとは座学。7時間まなび仲間と料理をつくり23:00まで…

tamamiazuma
2年前
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がんもと厚揚げのみぞれ煮 反省する土鍋 #まいにち土鍋

ヴィンテージコッチョリーノやらとお客さまに手に渡りちょっぴり気取って名乗っているけれど、実はどうしてもお売りできないものもある。 割れやヒビが使用に支障をきたすもの。それともうひとつ、使い勝手が悪いもの。 ひびを金継ぎしたものなどは前回のヴィンテージコッチョリーノでお出ししたが危険性のないものに限り。さすがに「使い勝手が悪いもの」だけは出せない。いや、出さない。プライドは低いようだだが、唯一のポリシーはあるようで。 写真は、その反省すべく土鍋コッチョリーノ。つまみのない

ズッキーニとレモンのピクルス #まいにち土鍋

居心地とはなんだろう ある地方のシェアオフィス、シェアミーティング施設の見学にいったら、…

tamamiazuma
2年前
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舟形皿「夏の湖」 #まいにち土鍋

美しく泳ぐ魚 静かに応援してくださっているお客さまがたくさんいることを忘れることはない。…

tamamiazuma
2年前
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ジャガイモと玉ねぎのヨーグルトクリームサラダ 耳のあるうつわ #まいにち土鍋

うつわとからだ うつわには「耳」「足」「口」「胴」「腰」がある。ポットには「鼻」「手」「…

tamamiazuma
2年前
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やさしい土鍋とうぬぼれ #まいにち土鍋

土鍋とうぬぼれ 「ガスコンロをIH調理器に変えられますよ」と、介護サービスのかたが言ってく…

tamamiazuma
2年前
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土鍋いっぱいヨーグルトのコールスローと書庫の罪 #まいにち土鍋

外はお天気でも、地下室にもぐって本棚からすべての本を出している。誰にとっても蔵書は宝だし…

tamamiazuma
2年前
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タマゴ炒飯を食べながら根っこと足あとを想う #まいにち土鍋

コッチョリーノのうつわに「根っこ」と「足あと」が描かれていることは、ことあるごとに説明し…

tamamiazuma
2年前
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レモン添え夏のカルボナーラ 無言のもぐらたちに想う #まいにち土鍋

無言のもぐら 数時間ねむっても取れなかった疲労を背負って電車に乗った。夏らしいのか、夏らしくないのか、ひしめきあう電車のなかの無言の人々は体感温度を顔で表現していない。 東京中心のハブステーションで早足に乗り換えるものの、すれ違う人の顔をみてたから、目的の電車に乗り遅れそうになった。電車が地下から地上に出たのでふぅと一呼吸したけれど、人々は無言の土竜だった。大きな鉄橋を渡る。ひしめきあう電車のなかの無言の人々は景色の美しさを顔で表現していない。 母は、だんだんとまいにち