宝塚記念(その3:春天との関連性)

宝塚記念は春天とも非常に高い関連性があります、

しかし有馬記念と違って、単純に春天の成績がいい馬が宝塚記念でも来るわけではありません、

適性が違うレースなのでいろいろ条件によって変わってくるのです、

ここはかなり微妙なところなので注意して読んでください、

自慢ではないですが、ここの関連性を把握してる点においては私は日本人の競馬予想家の中で誰にも負けないと思っています、

まず春天と宝塚記念の関連性を説明する上で一番大事な事は、宝塚記念がその年の開催で何周目かになります、

これは昨年のレース後にやっと気付いた内容です、

詳しくここに至った経緯をお話しします、

事の発端は2013年の予想結果です、

その年、前年までの過去35年間のデータから、春天①着馬はその時点で既にG1連対経験があれば全馬連対し、G1連対経験が無ければ全馬⑦着以下に大敗しているという完璧なデータを見付け出し、

その年既にG1連対経験のある春天①着馬のフェノーメノを自信の本命に予想しましたが、なんとその年フェノーメノは④着に破れてしまいました、

私はなぜこの年このようなデータを覆す事が起きたのかを理解することが出来ませんでした、

その後同様な春天①着馬の宝塚記念での凡走が頻出しました、

2013年フェノーメノ
春天①⇒宝塚記念④

2015年ゴールドシップ
春天①⇒宝塚記念⑮

2016年キタサンブラック
春天①⇒宝塚記念③

2017年キタサンブラック
春天①⇒宝塚記念⑨

ちなみに2014年には春天②着馬ですがウインバリアシオンが同様の凡走をしています、

2014年ウインバリアシオン
春天②⇒宝塚記念⑦

この5頭は全馬春天の時点でG1連対馬ですから、2012年までの35年間なら全馬連対していたはずなのです、

かろうじて4歳時のキタサンブラックが③着に入っているだけです、

私はこの期間、いったい何が起きていてのかが理解できませんでした、

ただ、阪神の馬場が重くなってきたこと、
とにかく春天と宝塚記念に関連性が無くなってきたと考えるしかありませんでした、

そんな中、昨年春天①でタイトルホルダーが出走してきました、

私はヒシイグアスに◎を付け、エフフォーリアとタイトルホルダーの二者択一で(どちらかは馬券を外すという勘です)、近年の傾向から春天勝ち馬を斬り、痛恨の馬連的中を逃しました、

ここで私はなぜ10年ぶりに春天勝ち馬が来たかを調べました、

その結果この間、宝塚記念の開催日程が変化していたことに気付いたのです、

すなわち、2011年までは開催2週目の馬場のあまり荒れていないレースだったのですが、

2012年から2020年までの9年間は開催4週目の馬場の荒れたレースになっていたのです、

その為事の発端になった2013年の予想は、それ以前の馬場が軽いレースでの春天と宝塚記念の関連性でのデータを、馬場が荒れたレースで使ったが為に外した事に、ここで10年越しに気付いたのです、

そして2021年からまた開催2週目に戻ったため、
昨年は春天勝ち馬のタイトルホルダーが以前の完璧なデータ通りに走った結果になったのです、

さて春天と宝塚記念の関連性が整理できたところで、今年の予想に入ります、

今年の開催日程ですが、なんとまた4週目に戻ってしまっているのです、
(o゚Д゚ノ)ノ

2週目のままであったならば、春天①着のジャスティンパレスはほぼ馬券になるはずでしたが、4週目では以前の暗黒時代に戻る可能性が高くなりました、

今年の罠はジャスティンパレスではないかと思います、

またジャスティンパレスは春天の時点でまだG1連対馬ではなかってので(菊花賞は僅差の③着)、厳密に言えばこの春天①着馬のデータには当てはまらないのですが、

ジャスティンパレスは最後の直線の切れで勝ってきた馬ですので、開催4週目の荒れたコースはマイナスになると思います、

逆に春天②着のディープボンドにはプラスに働くと考えます、

馬体、走法から荒れた馬場は気にしません、

昨年の③着馬でもあります、

印付けはディープボンドを上にしたいと考えます、

春天からは④着馬のブレークアップも出走してきますが、こちらは明らかに実績不足です、

過去45年間のデータで、春天⑤着以内に来た馬で、その時点でG1に未連対だった馬は33頭いるのですが、その中で宝塚記念で馬券になったのはたった3頭です、

ステイゴールド
シルクフェイマス
ミッキーロケット

ステイゴールドは希代の名馬であり、G1で着拾いの名人ですからこれは仕方ありません、

シルクフェイマスはG1連対が無かったのではなく、それまでG1に出走すらしていなかったのでこれも仕方ありません、

そうなると唯一の例外はミッキーロケットになるのですが、ミッキーロケットが出た年は非常にレベルが低く大混戦の年でした、

ミッキーロケットは⑦人気でしたが、私の見立てでは出走馬の中で1番実績があり、好調でしたので、私は◎を付けています、

ですのでこの馬も来て当たり前で、この斬りのデータには当てはまらないと思います、

そうなりますと今年のブレークアップは厳しいとしか言いようがありません、

前の記事にも書いています通り、前年有馬記念の最下位では買いの要素は無いと思います、

というわけで、今年の春天からの出走馬ではディープボンドをジャスティンパレスより上に見て、ジャスティンパレスは飛びもありとして買うべきかと思います、

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