宝塚記念(後日談その①:春天との関連性の説明)

まず、私はこの宝塚記念のデータを大きく読み間違えていた事をお知らせします、

レースの日程が昨年から変更されていたのです、

もちろん知っていました、予想記事の中でも今年は開催2週目だから時計が速くなるはず、そうなるとディープボンドは全く要らなくなる、と書いています、

実際そうなりました、

さてこの日程変更とデータの読み間違えがどう関係していたかをここから詳しく説明します、

春天と宝塚はレース適性が真逆である、この事を前提に予想をしました、

実際この10年はそうなっていました、

しかしここに日程変更が重大な影響を及ぼしていたのです、

そもそも宝塚記念は大昔から阪神開催の2週目に行われていたのです、

その阪神開催前は8週間空いていたのです、

基本開催の日程はこうなっていました、

2回阪神4週間⇒3回京都4週間⇒中京4週間⇒3回阪神2週目が宝塚記念

これが2010年までずっと続いていました、

ですから従来宝塚記念は、開催2週目の芝の痛んでいない時期に行われていたのです、

それが2011年から2年前の2020年まで、日程変更により前開催から6週間空けての開催4週目になったのです、

空きが2週間短くなり更に開催4週目の最終日ですから当然芝は荒れています、

予想に使用した過去10年の傾向、データの9年分は開催4週目のデータだったのです、

ですからこの間の10年間はゴルシやサトノクラウンなど、持久力タイプの馬が宝塚で来る傾向にあり、春天とは真逆の特性の馬が来ることが多かったのです、

ここを私は見誤っていました、

昨年も既に高速馬場になっていましたが、現役最強馬のクロノジェネシスでしたから、馬場関係なしに来ました、

実はもともと春天勝ち馬は、ほとんど絶対的に宝塚に出走すれば連対していたのです、

つまり春天と宝塚は連動していたのです、

これは私が2013年の宝塚記念の時に予想データとして書いています、

極めて特異的なデータで、その時点で過去35年間の春天勝ち馬が宝塚に出走した場合、その成績は、

【7-6-0-0-0-0-7】で、

連対した馬13頭は全てそれまでにG1に連対経験のあった馬で、⑦着以下に大敗した馬は全てそれまでにG1実績が無かった馬でした、

ここまで完璧なデータでしたが、その年この根拠を基に◎にしたフェノーメノが④着になり、データの残る限り破られていなかったこのデータが、なんで私が予想として用いた年に初めて破られなければいけないのか、全く訳が分かりませんでした、

当時は天が私に与えた試練だと信じるしかありませんでした、

しかし今思うに、そのデータはそのほとんどが2010年以前の開催2週目でのデータだったのです、

それを開催4週目になって3年目の2013年のレースで使用したから外れたのです、

今やっと理屈が分かりました、


その10年間の春天勝ち馬の宝塚での成績です、

2012年春天①ビートブラック⇒宝塚⑨

ビートブラックはそれまでG1実績がありませんでしたので馬場関係なく宝塚で凡走です、
ですので斬りのデータは常に正常に働いているのです、

2013年春天①フェノーメノ⇒宝塚④

これが私がトラウマになったレースです、
今年のタイトルホルダーの斬りは実はこのトラウマが起因しているのです、

2016年春天キタサンブラック⇒宝塚③

キタサンブラックも基本良馬場を得意とします、
秋天の勝ちは例外だと思います、
ですので、やはりキタサンでもこの期間の宝塚は苦手だったのです、

2017年春天①キタサンブラック⇒宝塚⑨

4歳では③着に残れたキタサンブラックも、5歳では大敗しました、
自然の摂理だと思います、

この開催4週目に出走した春天勝ち馬はこの4頭だけです、

この4頭の成績を見て、私は近10年は以前と宝塚の傾向が変わり、春天と宝塚はリンクしなくなったんだと、こう考えて今回タイトルホルダーを斬る決断をしました、

といってもタイトルホルダーとエフフォーリアのどちらを斬るかと言う、究極の二者択一ですからね、

そこは勘違いしないでください、

この点は次の記事でまた詳しく説明します、

今年タイトルホルダーが爆勝した理由の一つがここにあります、

開催日程、芝の荒れ具合、春天との関連性、

これらが例年とは違ったのです、

そしてそこを予想する者として見切れなかったのです、

来年からはここを修正して予想します、

どうですか?

競馬予想って奥が深いですね、

ここまで考えても外すのです、
(ヒシイグアスの複勝は当ててますが)

まだまだタイトルホルダーの爆勝の要因はあります、

続きます、

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