天皇賞秋(その⑤:春シーズンの安定成績)
どのG1でもそうですが、好走するには近走の成績が安定している必要があります、
秋天の場合も春シーズンの成績がここで好走するための目安になります、
過去10年の3着内馬の春シーズンの成績を記します、
2014年
①スピルバーグ
1000万①→1600万①→オープン①
②ジェンティルドンナ
京都記⑥→ドバイシーマ①→宝塚記⑨
③イスラボニータ
共同通①→皐月賞①→ダービー②
2015年
①ラブリーデイ
春天⑧→鳴尾記①→宝塚記①
②ステファノス
中山記③→QE②
③イスラボニータ
中山記⑤→(毎日王③)
2016年
①モーリス
香港マイル①→安田記②
②リアルスティール
中山記③→ドバイターフ①→安田記⑪
③ステファノス
鳴尾記②→宝塚記⑤→(毎日王⑤)
2017年
①キタサンブラック
大阪杯①→春天①→宝塚記⑨
②サトノクラウン
京都記①→大阪杯⑥→宝塚記①
③レインボーライン
日経賞④→春天⑫→宝塚記⑤
2018年
①レイデオロ
京都記③→ドバイシーマ④
②サングレーザー
マイラーズ①→安田記⑤→(札幌記①)
③キセキ
日経賞⑨→宝塚記⑧→(毎日王③)
2019年
①アーモンドアイ
ドバイターフ①→安田記③
②ダノンプレミアム
金鯱賞①→マイラーズ①→安田記⑯
③アエロリット
ペガサWCT⑨→ヴィクトリア⑤→安田記②
2020年
①アーモンドアイ
ヴィクトリア①→安田記②
②フィエールマン
春天①
③クロノジェネシス
京都記①→大阪杯②→宝塚記①
2021年
①エフフォーリア
共同通①→皐月賞①→ダービー②
②コントレイル
大阪杯③
③グランアレグリア
大阪杯④→ヴィクトリア①→安田記②
2022年
①イクイノックス
皐月賞②→ダービー②
②パンサラッサ
中山記①→ドバイターフ①→宝塚記⑧
③ダノンベルーガ
共同通①→皐月賞④→ダービー④
2023年
①イクイノックス
ドバイシーマ①→宝塚記①
②ジャスティンパレス
阪大典①→春天①→宝塚記③
③プログノーシス
金鯱賞①→QE②
まとめますと、
①先ずG1以外で掲示板を外すことはない
(例外)
ジェンティルドンナ京都記⑥
キセキ日経賞⑨
②G13着内の成績がある(30頭中21頭)
③3着はG15着内の成績で十分(10頭中9頭)
④(②③)の例外は、
スピルバーグ(これは仕方ない)
イスラボニータ(その後毎日王③着でリセット)
レイデオロ(ドバイシーマの4着はある)
ダノンプレミアム(G22勝はある)
サングレーザー(G22勝はある)
となります、
てすので春シーズンの目安としては、
G1の3着内があり(ドバイなら4着でも可)、G1以外では掲示板を外すことが無いような安定した成績を納めていることが必要になります、
(ちなみにG3に出走している馬は1頭もいない(共同通は例外))
この観点で今年の出走馬を見てみます、
①人気リバティアイランド
ドバイシーマ③→OK
②人気ドウデュース
ドバイターフ⑤、宝塚記⑥→やや危険
③人気レーベンスティール
新潟大⑪、エプソム①→斬り
④人気ソールオリエンス
中山記④、大阪杯⑦、宝塚記②→OK
⑤人気ベラジオオペラ
京都記②、大阪杯①、宝塚記③→OK
⑥人気ジャスティンパレス
ドバイシーマ④、宝塚記⑩→やや危険
⑦人気ダノンベルーガ
ドバイターフ③→OK
このようにレーベンスティールはG1実績が無いことと、そして致命的なのはG3に出走していて⑪着に大敗していることが、安定した成績を納めることに対して斬りの要因になります、
またドウデュースとジャスティンパレスは安定した成績に関しては危険な馬になります、
では次報(最後)はその他の要素とまとめの買い目です、