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横浜美術館『トライアローグ』展 ゆっくり見つめる


横浜美術館『トライアローグ』展へ行きました。

横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館

3つの珠玉コレクションが集う豪華な展示でした。


ピカソ、ミロ、ウォーホルなど有名な画家の作品が数多くあり目が眩みました。


わたしは

マティスやモディリアーニ、ルノワール。

人物への愛を感じる画家がとても好きでした。

モデルになった人は彼らに愛されている、素敵な出逢いだったんだろうな。と感じました


特にモディリアーニは
かなり憂いのある美青年の画家です。

もし、わたしが彼の絵のモデルになり、鋭く見つめられて描かれると、わたしはどうなるだろう。。
モディリアーニの作品の前でとても熱くなりました。

デルヴォーの描く女性も印象に残りました。
彼は背景にある、古代風景や近未来の機械を愛している。
女性はそれらを引き立てている花々のような気がしました。


今回1番好きだったのは
アンリ・マティス 『待つ』という作品です。

大きな薄紫色の窓の外に浮かぶ明るい海の景色。
反対に家の中の女性は悲しそうです。

悲しみを抱えていても、
思いが深い女性の『待つ』姿は美しい。

右の女性の、首筋から背中にかけた美しさ。

着ているスカートの丸みと華やかな模様。

近くで見ると首筋や衣装は何層も塗り重ねられていて輝いていました。

『待つ』女性への、マティスの熱い気持ちが込められていました。



わたしも
『待つ』うしろ姿の美しい女性になりたいな。。


わたしは今回の作品を見つめながら、自分を見つめました。

うしろ姿!自分の見えないところが美しくありたい。

かつて
水泳の授業で男子に
「おまえの背中、カナダみたい。」と言われたことを思い出しました。時を経て今の背中はロシア大陸かもしれない。
今に見てなさい。わたしはモンゴルを目指します。

いや、ちがう。

うしろ姿の大きさではなく、

見えないところの美しさを目指します!


いざ横浜美術館へ。偉大な画家の作品を見つめてください。


ともにいてくれて

ありがとう

感謝します







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