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証明写真

先日、運転免許証を更新した。

2022年の仕事始めの日に
「歩行者横断妨害」で取り締まられたため、
私の免許証はブルーである。
違反金9,000円。ちくしょう。

それはさておき、
私は証明写真の撮影が苦手である。

「私は」というか、得意な人なんていないだろう。

日本中探せばどこかにいるかもしれない、いや、いない(反語)
いないに違いない(断言)

すっかりカメラアプリの小顔&美肌補正の虜となった私にとって、
鏡の中のリアルな自分とにらめっこするのはなかなか精神的に厳しい。

しかし、免許証が出来上がってしまったら
3年間はその写真と付き合わなければならない。
ゆえにダメージは最小限に抑えたい!

というわけで、何日も前から鏡の前で
自然な微笑みの練習をして臨んだ写真撮影。

岸田劉生筆 (きしだりゅうせい)  1面 カンバス・油彩 44.2×36.4 大正10年(1921) 東京国立博物館
麗子微笑

きっといい顔で写ったに違いない。やれやれ。


余談だが、私は人混みも大変苦手である。

知らない人が自分の前にいることが苦痛なため、
講習会等は必ず最前列に座る。

そのほうが気が散らないし、
息苦しくなりにくいのだ。
(知らない人の後頭部って臭そうじゃん)

今回の2時間に及ぶ違反者講習も
例に漏れず最前列を陣取ったおかげで、
講師と見つめあい、
素直におしゃべりしながら、
(マジでめちゃくちゃ指された)
居眠りする暇もない有意義な講習となった。

そうこうして講習が終わり、
ようやく受け取った免許証。

そこには、
3年前の写真と比べて、
太ったとか痩せたとかいう次元じゃない

たるんだおばさんの顔が。

あの練習は何だったのか!!!
2時間前の私は、なぜ撮影前に鏡をチェックしなかったのか!!
髪がぼさぼさじゃないか!!!
目の下はくまなのか?
こんな輪郭だったのか???
マスク生活のせいなのか?!?!

というわけで、
あの日から私は
busuが生きていてごめんなさい…という気持ちで非常に落ち込んでいますという話。

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