野球の指標:【OPS】って何?

こんにちは。
tamano_noteです。

プロ野球も開幕から1ヶ月経ち、白熱した戦いが続いていますね!

贔屓チームの勝ち負けも重要ですが、僕は個人成績を見るのが好きです。

  • 去年のタイトルホルダーが変わらず好成績を残しているのか。

  • 期待の若手や新戦力がランキングに食い込んできているのか。

  • 近年の不振から復活を果たした選手がいるのか。

いろんな視点から見るのも楽しいですよね!

ここで皆さんは

OPS(オーピーエス・オプス)

という指標をご存知でしょうか。
まだ馴染みのないという方も多いと思います。

野球中継や速報で出てくる野手成績は、

打率・本塁打・打点

の3つです。
テレビ画面でもよく見ますよね。
あとは安打数や盗塁数を見るという人が、僕の小さい頃などはほとんどでした。

しかしニュースやメディア、解説者の方達もOPSを用いて選手を評価する場面が増えてきています。

今回はOPSについて簡単に説明したいと思います。


1.OPSについて

OPSとは〜On-base plus slugging〜の略称であり、その打者の総合的な打撃貢献度を表す数値となっています。

OPSの計算方法は

出塁率+長打率

と簡単に計算することができます。

メジャーリーグでは

  • .800を超えると一流選手

  • .900を超えるとオールスター選手

  • 1.000を超えると球界を代表する選手

と言われています。

.800という数字がボーダーになってきそうですね。
2022年の規定打席に到達した選手でOPSが.800を超えたのは
セリーグでは7人、パリーグでは6人でした!

ほんとうにほんの一握りですね。

ちなみに去年の村上宗隆選手で計算すると

0.458(出塁率)+0.710(長打率)

=1.168(OPS)

となります!

ものすごい数字ですね!!

2.どちらがOPSが高い?

このOPSは日本で主流の打率や本塁打だけではわからない数字です。
例えばこの2人を見てどちらがOPSが高いでしょうか。

まずは昨年安打数セリーグ4位のヒットメーカー!広島東洋カープの坂倉将吾選手。
2022年の成績は
打率.288 16本塁打 68打点です。

もう一方はWBCで日本代表として大活躍!
セントルイス カージナルスの
ラーズ・ヌートバー選手。
2022年の成績は
打率.228 14本塁打 40打点です。

一見すると坂倉選手の方が見栄えが良く感じますが、OPSで見てみると

坂倉選手は.773
ヌートバー選手は.788

とヌートバー選手の方が高いのです!
打率が.060も坂倉選手が高いんですけどね。

打率や本塁打からは見れない、選球眼や長打の数での打撃貢献度がOPSではわかります。

※出塁率と長打率を合わせた数字なので、出塁率・長打率どちらに優れているかというところはOPSだけでは分かりません。注意してください。


終わりになりますが、皆さんも野球を見る際はOPSにも注目して見てみてください!

目立たない成績の選手が意外にチームに貢献していることが分かりますよ!

読んでいただきありがとうございました。

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