仮面を被る話

昨日の夜、某んぬしくんに文体が似てるねと言われて大爆笑しました。たまねぎです。

片付けが苦手。人が何を考えてるのかわからない。言葉をそのままにしか受け取れない。社交辞令がわからない。常に動いてないと気が済まない。そそっかしい。情緒不安定。自己否定が強い。手先が極端に不器用。計画を立てるのが苦手。暑さ寒さ痛さがわからない。自分の体を上手く動かせない。左右も方向もわからない。忘れ物ばかりする。人混みが苦手。聴覚や視覚が極端に敏感。

さて、当てはまるものがある人もいるんじゃないでしょうか。

これは全部私の性格です。

名前をつけるならADHDですね。注意欠陥・多動性障害です。
病院での診断を頂いたことはないですが、発達障害を専門としている大人の方々から認定を頂いてるので99%そうなんだろうと思ってます。
ちなみにちょーっとだけLD(学習障害)もあります。

あんまり信じてもらえないことが多いですし、実際に偏見を持たれたくないのであんまり人に言ったことはなかったです。
まぁこのnoteを見てる人もそんなにいないだろうし、と思って書きました。

自分もそうなんだけど
私の方が困ってるんだけど
そうは見えないんだけど

いろいろ地雷を踏み抜きそうな話題で怖いですねぇ…
あくまで「私個人の経験とその話」なので、あの、恨みは買いたくないです…。
結構勇気持って書き始めたので優しくしてください…(甘え)

そもそもADHDって世の中にたくさんいるんですよ。程度が軽いか重いか、それを自分がどう受け止めて付き合っているか、それだけの話で。要は1つの個性みたいなものです。
なんかカッコいい名前がつけられただけなんです。

幼少期の私は、症状的には特別支援学級や特別支援学校に入っていてもおかしくない段階の障害だったと親に聞いています。

今は多少違うとは思いますが、関係機関にお世話になる最後のボーダーラインとして、「社会生活が苦なく送れるか」ということが挙げられます。

学校で、「プリントを後ろに回してください」って指示があるじゃないですか。
幼少期の私は、その場でプリントを裏返すか、意味がわからずにフリーズするタイプです。まぁ、学校生活は送りにくいですよね。

間接的な言葉遣いは理解できないんですね。

ただ、私はかなり運が良くて。
母親が私を育てるためにたくさん勉強して「人とコミュニケーションを取るための手法」を全て知識として叩き込んでくれました。
おかげでこうして大学までなんとか進学しているわけです。感謝しかありません。

他に私が理解しにくい言葉の使い方としては、「台所のお鍋見といて」や「あとちょっと待って」、「もう絶交だから!」ですね。沸騰してようがひたすら鍋を見続けます。ちょっとの加減もわかりません。絶交と言われたら悪気なく次の日からフルシカトします。理由は「そう言われたから」です。
今の私なら「沸騰したら止めたらいい?」とか「何分くらい?」とか聞くことができます。絶交が一過性のものだと知っています。

わからない部分は経験と知識でカバーしてるんです。だから上手く立ち回れます。
それだけなんです。

空気を読む、これもハードルが高いですね。

女子は特に空気が読めないと叩かれます。

私は空気が全く読めません。社交辞令か本気のお誘いかも、察するのは無理です。
だからいつもパターン化して処理します。

細かい表情、周りの会話の勢い、声の高さ、言い回し、表現、その子との関係性、全部総合的に考えて判断して、「あっ、このお誘いは社交辞令だ!実現しないやつ!」と判断します。
世の中の大多数の人が何となくわかることも、私は少し多めのステップを踏まないといけないんですね。
素だと本当に1ミリもわからないので、たぶんお誘いのLINEを飛ばしまくって、「あいつウザイんだけど」と言われるのがオチだったと思います。

しかも集中力は0です。

全く無いです。
人の話を聞けないんですよ。ていうか今もそんなに聞けてないです。特に会話。

友「昨日ガチャで爆死してさ」
私「F○O?何連引いたの」
友「30連くらいかな〜。星4礼装しか出なかったわ。やたら麻婆豆腐でたんよね」
私「そりゃご愁傷さまやな」
友「魔法のカード買って追い課金かな〜推し当たらんし」
私「んなら買いに行く?」

はい、この会話の中で私は何回も気が逸れてます。相槌は打ちますが。
麻婆豆腐って時点で逸れます。丸美屋に意識が飛んでます。広東の麻婆豆腐辛そうだなぁ…とか思ってます。
魔法のカードって言われたら今度は「私はいつも課金の時はクレカ支払いだよなぁ、カードはJCB…JCBってなんかJSBみたいやなぁ。そんな吹奏楽団あったな!吹奏楽聞きたいな〜久々に」とか考えてます。

盛っただろ!と思うかもしれないけど、結構リアルな思考回路です。本当に逸れてます。
一生懸命会話したいんです。でも集中できないんです。
意識は逸れつつも、きちんと話を理解して相槌が打てるようになったのは私としては相当な成長なのです。

だからなるべく人の目を見て話を聞くようにしてます。集中してるんです。意識を相手に向けようと努力した私の工夫策の1つですね。

一見すると、人とコミュニケーション取るのが一苦労で大変で、相当な体力を使ってる風に見えるかもしれません。

でも私は人とコミュニケーション取るのめちゃくちゃ好きです。おかげで教員を志してます。びっくり。


という感じで、色々工夫しつつ生きてます。

へ〜知らなかった!そうは見えなかった!びっくり!嘘つくなよお前!ガイジムーブだるいからやめろよな!苦労してないくせに!

…って思ってもらえたら、私の仮面の被り方が上手くなってたってことですね。むしろ褒め言葉です。


計画性が皆無、片付けができない、気温が分からない、痛みに気づきにくい、etc。
備忘録の1つとしてnoteに書いていくかもしれないです。
そんな1面もあるんだなぁ、程度に思っててください。
何の肩書きがあっても私は私ですので🤞🏻


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