31時間かかったぜ出産レポ(30代/自然分娩)
こんにちは!2022年4月に息子を出産しましたので、忘れないうちに出産レポを残しておこうと思います。
これから出産を控えている方の参考になったら幸いです。
概要
・30代半ば。やや血圧高め。それ以外は問題なし。
・初産/自然分娩/里帰り(関東→東海)
・子供はやや頭大きめ。それ以外は特に問題なし
・立ち会いは出産前後1時間で1名のみ。夫が立ち会い予定。
・入院から出産まで31h。予想してなかった長期戦に心折れそうになるも無事出産。
出産前の生活
・実家に里帰り。産院は家から車で10分の所
・毎日5,000〜10,000歩ウォーキング
・YouTubeの安産体操をたまに実施。
YouTubeのコメント欄で「3時間で生まれました!」などの安産コメントが多かったので「私もめちゃ早く生まれてきたら立ち会い間に合わないかも〜笑」なんて余裕こいた発言をしておりました。
が、ところがどっこい31時間に渡る孤独な戦いが待っていたのじゃった…。
これから出産を控えている方へ
ここまで読んでくれた初産婦さん、不安にさせてしまったらすみません。
ただお産をして思ったのは、個人差が大きくどう進むか分からないという事。
するっと産まれるかもしれないし、私のように長期化する可能性もあります。
伝えたい事としては「大丈夫!いつかは終わる!」ってことと「一人じゃない!」ということ。
私は想定外の長期化に「本当に埋めるのか…?」と不安に。
先が見えない状況は本当に辛いです。
ただ先の事を考えるとより疲れてしまうので、途中から「目の前の状況を乗り越えることだけに集中」したら、少し楽になりました。
その小さな一歩一歩が赤ちゃんに近づいているぞ!
あと、陣痛室では一人かもしれませんがあなたを応援している人が沢山います。
私もあなたを応援しています!
出産レポ
前おきが長くなりましたが、出産レポです〜。
4/4(出産2日前)
39週目に入り、予定日まであと数日。
夜、うとうとしているとお腹の痛みで目が覚める。大きい方が出る感じの痛みが何度か断続的にある。もしや前駆陣痛?
朝まで続く。時間間隔はまちまち。
生理痛のちくちくした痛みの重い感じの時もある。寝てても覚める。
11:20
・おしるし。とりあえず母と夫に報告。断続的に前駆陣痛。
15:00
・近所の散歩。歩き始めると痛み。
生理痛の痛いやつ。吐くことに集中する。
猫のストーキングをする。
20:00
・4〜7分間隔の痛みが1時間。病院へ電話。
「動けない痛みが30分継続したらまた電話してくれ。お風呂入ったり、おっぱいマッサージすると良い」とのこと。
動けない痛みってなんだ?と思いながら、風呂に入る。
21:31
・病院へ再度電話。「いい感じで進んでいるが、まだ発作(=陣痛の内、痛い時間)が短い。
不安だったら1時間後に掛けてもOK」とのこと。
23:03
・再再度電話。病院で診てくれるとのこと。
入院グッズを持って、父の運転する車で病院へ。
・内診。子宮口3〜4cm
NSTで30分ほど検査。検査の上、赤ちゃんの様子を見たいので入院と言われる。
4/5(出産前日)
0:00
・入院&陣痛室へ。
基本放置されたので勝手に過ごす。
(後で分かったが、この日8人!出産しバタバタだったそう)
・横になったり部屋の中歩いたり、トイレいったり。横になると間隔が遠のく模様。
3:00
・痛みが強くなってきたので不安でナースコール。
すぐ来てくれた。NSTをつけてもらう。
横になって待機。
・間隔は遠のくが一回あたりの痛みが長くなる。
1分くらい。
痛みに都度耐えていると朝。
思ったよりあっという間
7:00
・NST装着。体温高い。血圧も高め(150超)
・朝ご飯。ペットボトル2本追加購入。
・夫は朝一番の新幹線で里帰り先へ。駅前のホテル待機。このあと丸1日待たせることに…
9:36
・横になってると陣痛の間隔が遠のき不安に。
歩いたり、軽いスクワットに切替。
・コロナの抗原検査。鼻に棒を突っ込まれ痛い。
メンタルをやられ涙が出てくる
10:05
・NST。終わったらまた歩く。
情けなさと痛みと不安でメンタルずたぼろ。
「こんなはずじゃなかった…」
11:30 NST。
・室内をうろうろ。陣痛は腰が痛い。たたかれたような割れるような。
1時間ずっと歩き続け、陣痛に耐える。
その後来た助産師さんに話したら、頑張り屋さんだね!と言われる。頑張り過ぎてたのか。
12:50
・お昼ご飯。半分食べる。
・疲れたので横になる。うとうとしつつ、陣痛で起きる感じ。
気づくと落ちてるので疲れてたんだな。
14:00
・メンタルちょっと回復。昼ごはんの残りを食べる。
・おしるしが止まらず、手持ちのパッドが0に。
・NST。横になると間隔が遠のくため、揺れる椅子に乗る。(アクティブチェアと言うらしい)
「陣痛の時は体を前に丸くすると良い。赤ちゃんが出てきやすくなる」とのこと。助産師さんは腰をさするのがめちゃうま。
・部屋に置いてあった「陣痛の促進方法」に載ってる写真の妊婦さん(病院内で撮ったらしい、各種ポーズで頑張ってるもの)を見て励まされる。
16:00
・NST外される。
お産は進んでいるが、陣痛の間隔がもっと狭くなり、おしりの方に痛みがくる必要あり。=赤ちゃんが下がってくる
椅子からおりてシコをふむ。
陣痛時は座椅子にうんちんぐスタイルで明日のジョー。息は細く吐き切ること
17:00
・眠気と疲れに耐えれなくなりベッドで横になる。落ちながら陣痛
17:25
・ちょっと回復。おりてシコを踏んだり、スクワットしたり、膝上げしたり。
やったろまいという気持ちに
17:50
・NST。血圧と体温。高血圧とのこと。
18:30
・夕食。高血圧だが薬は不要とのこと。
噛むごとに何故か陣痛がくる。特に米。へろへろなので辛い。
食事を摂るのがいやになる。ジョアを飲む。
19:00
・疲れ果てて横になる。Twitterまた垢でで弱音をはく。陣痛の合間に気絶。
励ましのリプに泣く。頑張ろうと思う。
19:20
・ちょっと回復。シャワーはいる。体を流しただけたがさっぱりした。
靴下履くとかパンツ脱ぐとか前かがみになるたび陣痛みたいになるのやめてほしい。痛いわい。
・助産師さんが、ご飯を食べたらNSTしながら足湯してくれるとのこと。
ごはん食べながら陣痛に耐える。
20:00
・足湯しながらごはん。足湯はとても良い。リラックスした。
・産褥パッドをもらう。大きくてびっくり。
20:45
・NST。揺れる椅子
21:25
・やっと内診子宮口5cm。まだまだかかりそう。。悲しい。
「このままだったら一旦家に帰ってもらうかも」とのこと。ショック。
家族LINEに「帰るかも」と連絡。夫はもう1日休みをとってくれた。
自分も不安だが、心配性の母がより心配するだろうことが予想され、なんとしても病院に残りたいと思う。
一旦寝ることに。一旦寝ることで陣痛が強くなる可能性もある。
・寝る。陣痛時に腰が割れるほど痛い。
4/6(出産当日)
0:30
・股から鮮血。怖くなりナースコール確認。
この量ならおしるしで問題ないとのこと。
・痛みで眠れず、座り込む。正直、出産をキャンセルできるならしたかった。
03:30
・NST。まだ弱い。
「帰宅かどうかは先生の所見しだい。高血圧なのが気になる。
良い陣痛は来ている。もっと赤ちゃんがおりてきて、子宮口が開くと良い」
また「夜は寝ておいた方が良い」とのことで横になる。
・以降、5〜10分間隔の陣痛が続く。辛い。
陣痛の時は赤ちゃんも頑張ってると聞き、「一緒に頑張ろうね」
と話しかける
5:30
・陣痛で強い痛み。呼吸が荒くなり保てなかった。
トイレで産褥パッドを替える際に謎のぽちゃんという音がする。
おしるしかと思い振り返っても血の塊はない。
不安になりナースコール。おしるしか破水かと言うことで破水の検査を
してもらう。破水だった。
・NST。陣痛の痛みが一気に強く長くなる。こっから怒涛の勢いでお産が進む
子宮口6cm。助産師さん「もちょっと進めたい」とのこと。
6:15
・夫を呼ぶ許可が降りたので電話する。ヘロヘロで「産まれる。来て…」しか言えなかった。
※分娩前後1時間の立ち会いのみOK
・横になると陣痛が遠のく。陣痛誘発のため、4つんばいwithバランスボール。
お尻をゆらゆらさせると陣痛がくる。
ここから陣痛時にうめきはじめる(まじで勝手に出る)
6:45
・夫到着。横で背中をさすってもらう。
「ベッドの上で4つんばいの上に、見たことない真っ青な顔で聞いたことないうめき声を出していてびびった」とのこと。そりゃそうだ。
・夫は手を握りながら、背中〜尻を撫でてくれた。
撫でるペースが早かったので「焦るからもっとゆっくりしてくれ…」と頼む。
後で聞いたら「酔っ払って戻した人はあの速さが良いから…」とのこと。酔っ払いと一緒かーい。
出産レポでよく見る様な夫にどなりちらす、ということは無かった。気力がもう無かったからかも。
・助産師さんが尻の穴らへんをぐっと押してくれた後、去っていった。
「この状況でいないの?!」と軽くパニック。
お尻から何かが出そうな感覚が続き、出てきたらどうしようとナースコール。内診し、子宮口全開。
7:00
・仰向けになり分娩開始。夫は手を繋いでくれていた。
助産師さんのナビゲートに従いいきむ。
・先が見えた事により、調子に乗り「やったろまい」と発言。(いきみ方はよく分かってない)
こちとら30年、便秘&下痢で伊達にいきんでないわい!!!!
・助産師さんに励まされながら「こっち!」と押されている方に力をいれて、ふんす!とする。
股と言うよりお尻の穴。そっち??
よく分からないまま続けると股に何か挟まる。痛い。
・「うおおお」と叫ぶと「声は抑えて!」と言われる
※目は開いていた方がよいらしい。結構難しかった
・助産師さんが「産まれるからパパ、カメラ用意!」と夫に指示。
赤ちゃんの頭が出てきて、そのまま全身が抜かれた(らしい)
スマホで録画し始めた瞬間「オギャー!!!!」と元気な産声。
股が軽くなる。
7:26 出産
・疲れ果てて感動よりも「やっと終わった…」と思っていた。
・すぐお腹に乗っけてもらった赤ちゃんの温かさ感じる。(カンガルーケアというらしい)
夫とずっと「あったかいねえ」「すごいねえ」と言い合っていた。
無事産めて良かった…
(このあと初乳ということですぐ胸を吸われ、予想以上の強さに「いでーー!」と叫ぶ)
その後はお医者さんによる後産処理開始。
後産(胎盤を出す)、避けた股の縫合(麻酔で痛くはないが、糸が通っていくのがわかる!ヒイ!)などなどで小一時間経過。
処置後、おパンツやら何やらすべて助産師さんに履かせてもらう。
他のスタッフさんたちが「おめでとうございます!」と言いに来てくれる。嬉しい。
夫は赤ちゃんとキャッキャしつつ、両家族への報告、戸籍登録のための出生証明をもらったり、私の飲み物のお使いに行かされたり走り回っていた。
その後、胎盤を見てぎょっとしていた。
その後は妊娠&出産はしばらくこりごり…もしするなら絶対無痛分娩…と誓って2時間気絶。
入院してから31hかかった出産はこれにて無事完了。
本当によくやったよ、私!!!お疲れ様!!!
息子もよく頑張って産まれてきたね!ありがとう。
夫も立ち会って支えてくれてありがとう。
家族も心配しながら待っててくれてありがとう。
あと助産師さんは本当にすごい。お医者さんは後産処理だけで陣痛から息子の取り上げまで一貫して対応してくれました。
「一旦帰るかも」と言われた時は「お、鬼…」と思いましたが、励ましながらも終始冷静に出産まで導いてくれました。プロはすごい!
いろんな人の助けで出産できたんだなあ。
さて出産レポは以上です。いかがでしたでしょうか?
出産を控えている方の参考になれば幸いです。応援してます!!!
4/29追記。入院レポはこちら!
産まれたばかりの息子。まっかっかでホカホカだったね。
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