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見上げてごらん

列車の旅において、窓の外の風景を楽しむ機会は多いと思います。

ただ、列車や車両によっては天井、つまり屋根の下にしかけが施してあって、条件が満たされた場面において特別な光景を味わうことができるところがあります。

写真は平成筑豊鉄道の門司港レトロ観光線を走るトロッコ列車のもの。
自転車が走るぐらいの速度で約2kmの旧貨物線をおよそ10分かけて走る途上にトンネルがあり、そこでこのような趣向が楽しめるようになっているというものです。

似たような例は全国各地にあるのですが、共通点が「トンネルが多い路線」なのです。すなわち、風景が楽しめない区間においても乗客に楽しんでもらおうという思いが、こういったしかけにこめられています。

路線や車両によってはプロジェクションマッピングのように、動画やアニメーションで楽しむことができる路線もあります。おでかけの際に計画に盛り込むのもいいですが、こういった列車に偶然出くわす楽しみもまた、旅の楽しさを倍加させる要素なのかもしれませんね。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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