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すごいぞ!はっせん!■25ー北大阪急行電鉄8000形

今回は北大阪急行電鉄8000形について語ります。
北大阪急行電鉄8000形は開業以来運用してきた車両を置き換えるために1986年から1996年にかけて10両編成7本、70両が製造されました。

阪急電鉄の系列会社ということもあって、外装は御堂筋線の赤帯と阪急のマルーンカラーの帯をまとい、内装はマホガニー柄の壁面とゴールデンオリーブ色のロングシート、窓の日除けはアルミの鎧戸と、まさに阪急電車そのものかそれ以上の品質を誇る車両として登場しました。「ポールスター」という愛称もこの形式からつけられるようになりました。

登場当時は最先端だったVVVF制御に全車冷房搭載ということもあって、まだまだ非冷房車が多かった御堂筋線の中ではとりわけ目立ち、かつ特別な列車という雰囲気を振りまいていました。21世紀に入ると内装の更新や機器更新が始まるとともに、並行して次世代型となる9000形の投入が始まりました。

2023年12月現在で10両編成3本が在籍していますが、2024年3月の延伸後もしばらくは活躍が見られそうです。ただ、9000形の追加によって置き換えられる計画も今後出てくると思われるので、世代交代の時期はそう遠くなさそうでもあります。

末筆ではありますが、北急の“初代”8000形についても触れておきます。
1970年の大阪万博の輸送用に8両編成2本が製造されたものがありましたが、万博終了後に姿を消しているという特殊な経歴を持つものです。
詳細は北大阪急行のwebページで解説されていますので、そちらをご覧ください。
https://www.kita-kyu.co.jp/traffic/pdf/syaryousyoukai.pdf

これにて、「すごいぞ!はっせん!」の紹介は結びとなります。
他にも8000を名乗る車両はいろいろあるのですが、書き手の手持ちにある写真や資料に限りがあるため、ここまでとしておきます。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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