迅さを得るために必要な無駄
何でも速さが求められる昨今。食事然り仕事然り競争然り学習然り。
そしてそれと表裏一体となってついてくるのが無駄省き。
できあいのものを手にすれば、それでいいじゃん。てなご時世。
ホント、それでいいんですかね。
確かに速く物事をこなすためには無駄は省いた方がいい。
ただ、その無駄そのものについては過程も考えもなしで、
ザックリ切り捨てていいのですかね。
時間をかけて、やってみて、つまずいて、気づく。
その一連の流れから、必要な無駄省きが見えてきます。
正しい無駄の省き方。それはただ1点です。
複雑なことをしてミスを孕み続けるのではなく、単純で少ない動作や思考でことにあたることができるだけの経験を得て、能力を磨くこと。
ドジでのろまな亀だって、確実に一歩ずつ前に進んでいるから山だって登りきることができる。数段飛ばしで急いだところで、それだけの結果しか得られません。
学習でも料理でもプロジェクトでもそう。できあいのものは便利なようですが、それを作り出すまでに数多くのミスやバグ、修正や改良が積み上げられてきているはずです。それをすっ飛ばして使うだけ使って不満だけ垂れ流す。それではホンモノにはいつまでたってもたどり着けませんぜ。
オリジナルの強さはそこにあるのだと思います。
できあいのものに納得がいかないと火を吹きまくるアナタ。そうアナタですよ。そこまで文句が言えるなら、その体たらくのものを消し飛ばすだけのスゲエ代物を生み出してくださいな。
楽しみにしております。こちらはイラチなので待ちませんけどね。
ふむ、少しスッとした。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。
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