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鉄道開業150年記念ファイナルJR東日本パスを使ってみた

4週間ほど前に、このような投稿をしました。

投稿当時からプランは六転七転して、結果的に指定席は最低2回。状況によってあえて、指定席なしでも乗れる区間で指定券を投下する区間が2区間という旅程となりました。
さて、答え合わせです。実際に3日間、行ってきました。

JR東日本のwebページの画像を加工したもの

使用開始は塩尻から。塩尻までは特急「しなの」などを使って到達しています。
まずは特急「あずさ」。これが全車指定席の列車なので、指定券を早速1回消化。数分の遅れを抱えながらも許容の範囲で新宿着。中央快速に乗り換えて東京駅へ。東京駅からは東北新幹線「はやぶさ」で一気に新青森へ。この「はやぶさ」も仙台以南から乗る場合は指定券が必要な列車なので2回目の指定券消化となります。新青森からさらにひと駅だけ移動して、この日は青森で泊。乗りつぶし3周目となった区間は名古屋ー塩尻の174.8kmと塩尻→東京→新青森の約940kmが対象。1日で1,100km積めるとは、さすがフル規格の新幹線といったところでした。

2日目は青森から奥羽本線で秋田へ向かい、秋田新幹線「こまち」で盛岡まで。前夜に空席状況を確認すると9割方が先客で埋まっている状態。実際には特定特急券扱いによって指定なしで乗れる区間ではあるものの、1席だけ残っていた窓側を「えきねっと」で押さえて指定券を引き出す。盛岡からは東北新幹線「やまびこ」に乗りかえ。こちらは自由席があるのでゆったり窓側を確保して福島まで乗車。福島からは山形新幹線「つばさ」で新庄へ。「つばさ」は全車指定席の列車ですが、福島ー新庄間の各駅間の利用であれば秋田新幹線や東北新幹線の盛岡以北と同様に、特定特急券扱いによる空席利用が可能。「こまち」は東京ゆきだったから次々乗客が増えるパターンになりますが、今回乗る「つばさ」は新庄ゆきなので、逆に降車の方が多くなる流れ。福島時点では通路側しか空いていませんでしたが、山形で隣席が空いたので首尾よく移動。新庄からは秋田まで奥羽本線を北上します。秋田で少し時間をおいて、羽越本線を酒田まで移動。2日目は酒田で泊まり。この日の3周目対象区間は奥羽本線の全区間(青森→大曲・福島→大曲)と田沢湖線の全区間。これらで秋田新幹線と山形新幹線に乗ったことになります。あとは羽越本線の秋田ー酒田間。ざっと700kmほど積み上げました。

3日目は酒田から新潟へ抜けて上越新幹線に乗りかえ。上越新幹線「とき」で一気に大宮を目指したいところですが、ひとたび越後湯沢で下車。反対側のホームに移動して、ひと駅だけ脇道にそれます。スキーヤーでいっぱいのガーラ湯沢駅にも寄っておかないとミッションはかたづきません。約20分の滞在で上越新幹線「たにがわ」に乗り、大宮へ向かいます。大宮からは1時間ちょっとかけて高崎線で高崎へ。時間が許せばこれで往路と復路を違う路線に乗ることができます。高崎からは北陸新幹線「はくたか」で上越妙高へ。JR東日本の区間はここまで。ここから金沢まではJR西日本の区間となるため、乗り通すためには乗車券と新幹線特急券を用意しなければなりません。

用意しましたよ。抜かりなく

3日目の3周目対象区間は羽越本線の酒田ー新発田間と白新線の全線。それから上越新幹線と高崎線、北陸新幹線の全線と、越後湯沢ーガーラ湯沢間の約780kmほど。しめて2,600kmほど積み上げることができました。このうち、今回の「鉄道開業150年記念 ファイナル JR東日本パス」で該当するのが2,200kmとなります。JR東日本の営業キロ(2023年3月現在)はおよそ7,000kmですので、3分の1ぐらいは乗れたといったところでしょうか。

ともあれ、破格の企画乗車券を発売してくれたJR東日本にまずは感謝ですね。ありがとうございました。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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