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百線一抄

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国内において2020年12月現在営業中の旅客輸送路線について、お題の通り100線取り上げていこうという、何とも気の長い設定です。 今回は範囲をJR線と、国鉄やJRから経営分離さ…
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2021年3月の記事一覧

【百線一抄】023■難読駅がいっぱい、そこもすきー高山本線

「次の停車駅はどこそこです」と車内放送が流れるのは当たり前。 聞き耳を立てるのもよし、目…

【百線一抄】022■渓谷の山風をトロッコでー嵯峨野観光鉄道

ふらりと街の喧騒を離れて緩やかな時の流れを感じたい。都心の近 くからいつもの列車とは違う…

【百線一抄】021■大阿蘇の風に乗り再び立つー南阿蘇鉄道

いつの時代も自然の猛威は人々の暮らしをおびやかす。山の奥深く まで人は分け入り、道なき道…

【百線一抄】020■海陸の交わりを見守る道標ー総武本線

割と東京から近い。それなのに、端まで行くと遠くに来たように旅 人が感じてしまう路線がある…

【百線一抄】019■ショートカットの為せるワザー伊勢鉄道

名古屋から三重県に入ると、陸地は南西方向へ拡がっていく。それ に対して、このエリアの路線…

【百線一抄】018■老舗に挑んだ超特急の夢路ー阪和線

すべからく特急なるものは速くあるべきだ。これは古今東西誰もが 認めるところだろう。ではそ…

【百線一抄】017■神の在る海辺をいざ進めー鹿島臨海鉄道

長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅。字数13、音数22の長い駅名は 図らずも各地の話題作りに影響を与えた。後発の駅名が改称という やり方で名前が伸びたり縮んだりしているのに対して、この駅は寸 分たがわず30年以上の間、ずっとこの名前でそこにあり続けてい るという、いまもはやこの筋では老舗の風格すら感じさせている。 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線は、鹿島臨海工業地域における物資輸送を 見込んで建設された貨物線が分岐して、太平洋沿岸と水戸市を結ぶ ように計画された路線だった。国鉄再建の流れを

【百線一抄】016■昭和の故郷へ帰ろうぞー若桜鉄道

単に時間を重ねていくだけでは成り立たない。しかし、時間を単に 蓄積し続けることが実はかけ…