人前で漫才をやったことがある~①コンビ結成編~

それは高校2年生、修学旅行のとき。
何か面白いことをやって思い出を作りたいと考えた私。
お笑い番組大好きだから、漫才をやってみよう!と、宿泊先での自由時間に、部屋にクラスメイトを集めて披露することに。

修学旅行では、生徒副代表に就任していた。
なのでそちらの活動も合わせて大忙し…って、いやいや。

副代表なら、旅行中いかに秩序が乱れることなく平穏に過ごせるかを考え、呼び掛け、実行する立場だったはず。
なのに自ら、学校には内緒で、部屋が騒がしくなるイベントを企画するとはどうなのよ、当時の自分。

とにもかくにも、同じクラスの一番の親友(女性)とコンビを組み、準備を始めた。

ちなみに親友は、私の誘いを聞いた瞬間こそ「はぁ?」と怪訝な顔をしたが、その場で快諾。
類は友を呼ぶ。

さてまずはコンビ名決め。

目をつぶって国語辞書を適当に開き、指差した言葉をコンビ名に、と言う話になった。
指した言葉は「マイクロフォン」。お互いにピンと来ずやめた。
いや、やめるのアリなんか!こう言うのって絶対それにする前提やろ。既にブレブレ。

「いやー、コンビ名、『マイクロフォン』の可能性があったんですが、もし指がちょっとズレてたら『マイク眞木』ですよ!」
「いや、辞書に載ってないやろ!」
これ、後日ネタに組み込もうとしたら相方に却下された。
理由は、「マイク眞木が古過ぎるし、分かりづらい」と。すまん。

だいたい国語辞書って!
「魑魅魍魎」とかだったら嫌すぎた。自分で自分のコンビ名が書けない事態発生。いや、そもそも書く機会なんてない。サインでも書くつもりか!

その後、「響きが面白い感じの言葉を出し合おう」となり、何個目かで相方が「カバディ」とつぶやいた。鬼ごっこみたいなスポーツの名前。
これが、私に響いた。当時の女子高生にとっての面白4文字、カバディ。かくしてコンビ名決定。

よし、次はネタ作りだ。

続く。↓コチラ

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