Vtuberという文化のおいしい食べ方④~バーチャルライバーの生み出すもの~
長かった10日の休暇が明日で終わり、火曜日から通常運行になります。今回の休みは長すぎました。僕は大学から離れすぎてはじまる日常にちょっと不安がありますね。
今日はVtuberの主流となった生配信中心のVライバーさんが、いったい何を生み出しているのか、一緒に考えましょう。
Vライバーは消費者である。
こんな図を作ってみました。
Vtuberに関わる人達をだいたいこんな感じかなと描いてみました。
こうしてみるとVtuberは様々な人達が関わってバーチャル人生を送っていることが分かりますね。普通のYoutuberなら機材も何もかも自分で用意して始めます(もちろんVtuberの中にもそういう人がたくさんいますが)が、企業系Vtuberとなると機材もモデルも、プロデュースも1人ではできません。
企業系Vtuberはたくさんの人も動きますし、それだけたくさんのお金も動くわけです。Vtuberといえど、消費者であることに変わりはないのです。
Vライバーは生産者である。
Vtuberは生産者でもあります。といっても動画を中心に投稿するVtuberと配信者であるライバーは、ここでは分けて考えましょう。エンターテインメントを提供するという意味では同じですが、ベクトルが若干違うように思います。
Vライバーはエンターテインメントを感じる「時間」を提供しますが、投稿オンリーの場合時間は提供しません。Vライバーは視聴者に熱狂する時間を1時間単位で与えるのです。この「時間」こそ、Vライバーの生み出しているものです。
視聴者は生産者になれる。
Vライバーを視聴する人は、最下層の消費者ではありません。例えばイラスト、動画の切り抜き、こうして記事を書いたり、あるいはツイートでこの人がいいよと発信すること、様々な形で「生産」することができます。
例えばニコニコ動画で「にじさんじ」をタグ検索すると、切り抜きやMADがたくさんヒットしますね。衰退の進むニコニコ動画でもこれだけの動画がヒットします。
noteにはVtuber関連の記事が3000件以上ありますが、これらの書き手を消費者で済ます事はできないでしょう。大小の差はあれ、私たちも生産者なのです。
イラストレーターに新しい話題を提供し、クリエイティブな材料になっている事は皆さん知っていることです。
このように生産する視聴者は、生産することにより、新たな視聴者を獲得したり、Vライバー自身に「喜び」を還元することができます。
そして、これらの生産をする視聴者を生み出すのもVtuberである、よってVtuberは生産者を生み出していると言えるのです。
Vライバーはおおきな生産者である。
Vライバーは確かに消費者でもあります。しかし、生産者を生み出せる存在だとすれば、漫画やアニメ1本に匹敵するだけの実力をもっています。漫画やアニメには二次創作が伴いますが、それと同じようにファンアートが作られれば、それだけ文化が発展するということです。
Vライバーの提供する「時間」が文化を発展させる。これだけの破壊力をもっているなら、企業も数億円投資するのも納得いきます。
というワケで、納得いったところでお話は終わりです。非常にすっきりしました。次の話は未定ですが、明日はちょっと別の話をしようかなとも思っています。肝心の因幡はねるを推す記事もあまり書けていませんしね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは
インターネットを渡り歩いてまだ6年、色々なカテゴリを楽しみ、「消費者」として生きています。 そんな文化の消費者の毎日思ったことアレコレを書いていきます。雑記。