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アクアリウムのススメ

アクアリウムというのは、水槽に水と水草とお魚さんを入れて飼育する趣味なんです。もしかして値段が張るんじゃないか?とか、お世話は大変なの?といったお悩みはあると思います。

僕自身は、お魚さんを飼い始めて3ヶ月ほどなので、詳しい解説は色んな方や専門家に譲るとして、初心者の立ち位置からオススメポイントを語ろうと思います。

アクアリウムの2つの要素

アクアリウムは2つの要素を併せ持ちます。

まず1つは鑑賞魚をペットとして飼うということです。

お魚さんを家族として迎え入れて可愛がることで、人間の親の本能も研ぎ澄まされるように思います。

魚は懐かないだろうと思われがちですが、暫く餌をあげたり水槽を観察していると、人間の存在に気づいて、近寄ってきます。餌をくれる存在だと刷り込む事もできます。犬や猫のようにスリスリしたり撫でたりという事はできませんが、信頼関係は作る事ができると思います。

逆に、懐かないということは自然に近いという事ですから、水槽を自然に近づけてあげれば、繁殖行動をしたり追いかけっこをしたりと、生物的に面白い行動も観察できる利点もあります。

ペットとして見ると、自然に近い状態で人間を意識させる事ができるという事で、なんだか自分自身も自然に近づくように感じられます。

2つ目の要素は、インテリアとして見ることもできます。

水と緑と色とりどりの鑑賞魚という構成で、空間が豊かになります。盆栽みたいな趣味かもしれません。

庭持ちの家が少ない昨今、部屋は殺風景になりがちですが、水槽を加えることで、緑も増えますし、水という癒し効果も相まって心が落ち着く感じがします。

水草は成長するので、色々な大きさや形の変化も楽しめますし、水槽のレイアウトなんかで気分を変えることもできます。

でもお高いんでしょ?

水槽の値段は、確かに高いです。初期費用1万円くらいと言っている記事もありますが、満足できるような設備を整えるなら、初期費用5万は見ておいた方がいいでしょう。消耗品も合わせると最初は7万くらいで見ておくことになります。

「えっ高い!」と思われる方もいるでしょうが、趣味としては安い部類に入るのかなぁと思います。写真が趣味だったら10万いくようなカメラは買うでしょうし、アイドルが趣味でもグッズを買えば数十倍かかるハズです。

ペットを飼うという面でみれば、お金の面で言えば最も安い部類に入ります。例えばネオンテトラだったら、1匹50~60円くらいで売られているはずです。哺乳類を飼おうと思ったら数万円はしますが、お魚さんだと安くすみます。

濾過装置やエアポンプに電気代がかかると思われがちですが、実際に一番かかるのはエアコン代です。水槽1つの全ての機械を合わせても、月に1000円いくことはないと思います。

このように、アクアリウムにかかる費用というのは初期投資は高くなりがちですが、ランニングコストは低いです。また初期費用も他の趣味と比べれば安い方だという事です。

お世話は大変なの?

これも基準によるのですが、ペットとしては大変ではないと思います。

水槽で一番大変なのは「立ち上げ」です。立ち上げというのは、水槽に最初に水を入れて「水槽の水」を作っていく時期のことです。「立ち上げ」については、他の方の記事を参照される方が良いかとおもいます。

この立ち上げの時期が終わると、とても楽になります。

お魚さんに餌をあげたり、蒸発した水の分を足し水するのが毎日の作業です。他にも魚の様子を見ておかしいところがないか観察します。

1週間に1回程度、水質検査して、変化がないか調べます。水草が伸びすぎていたら、トリミングします。

2週間に1回は水換えをします。ここでは4分の1程度の水換えです。もっと頻度が多いときもあると思います。

1ヵ月に1回はフィルターの掃除をします。フィルターのろ材が汚れていれば換えます。

1年に1回、水槽の底砂を取り替えます。

このように、水槽で特に大変な水換え作業は月に2回程度しかありません。水が落ち着いていれば、非常に楽なモノなのです。

餌をやる、というのはお魚さん達を見てると楽しいので、苦にはなりません。

水槽の世話というのは、案外楽しいですよ。

大変なのは?

前述した通り、立ち上げ時期は大変です。場合によってはお魚さんも死んでしまいます。根気と我慢が必要な時期です。

水槽で最も重要なのは、命を扱う趣味だと理解し、正しい知識を身につけることです。疎かにするとお魚さん達の命を次々に奪うことになります。

例えばバクテリアに関する知識を身につけたかどうか。最初にいれるパイロットフィッシュは何にすればいいのか。水質で気を付ける項目はどれか。

水槽に関する知識は山ほどあり、独学で勉強しなければなりません。幸いにも動画サイトやGoggle先生に聞けば、色々な情報が手に入りますので、ぜひ調べてみてください。

水槽は生き甲斐になる

水槽は癒しです。日々変わる情景を記録したり、餌をパクパクしているお魚さんを見ていると元気を貰えます。水槽に合わせて生活する事で、1日のルーチンを生み出す事もできます。

殺伐とした現代社会、少しの癒しを得るために、アクアリウムを始めてみませんか。

インターネットを渡り歩いてまだ6年、色々なカテゴリを楽しみ、「消費者」として生きています。 そんな文化の消費者の毎日思ったことアレコレを書いていきます。雑記。