「これでいいんだ」と何度も自分に言い聞かせたことない人なんて、多分いない~益田ミリさん『キズツキ』より~

おはようございます、tamamioです(^^)
無性に漫画が読みたくなる時がありませんか?もしかして、癒されたいのかもしれません。そんな時に、おすすめの一冊を紹介します。
それは『キズツキ』。益田ミリさんの作品です。

都会の路地裏でひっそりと営業するスナック「キズツキ」。そこは傷ついた人しかたどり着けない不思議な場所です。

傷ついたお客さんの一節(※エアギターに乗せて気持ちを吐露します)。


オレの人生 これでいいんだってさ
何度も何度も 自分に言い聞かせなきゃなんねーほど

歌の主は、実家に母と二人で暮らす中年男性です。仕事では部下に尊敬されず、お酒も飲めず、もちろん結婚を意識する相手もおらず、いわゆる「さえない」おじさんです。

結婚しない、実家から出ないなど、自分で選択したはずなのに、自分に言い聞かせなくてはいけない。心の中で誰かに言い訳してしまう。

これは、ある程度年齢・経験を重ねた大人なら、誰でも一度は経験したことだと思います。逆に「これでいいんだ」って自分に言い聞かせたことない人なんていない、と。

私もそうです。子育てのためにTOSSの勉強会に参加しなくなった時、会員制の読書クラブを辞めた時、オンライン授業の勉強会に参加しなかった時。

理由は、子育てや趣向の変化など様々です。ちゃんと自分で考えて選択したのに、今までやっていたことを辞めたり、コミュニティから抜けたり、「みんな」がやることに参加しないことは、正直怖い。

そんな時「これでいいんだ」「今は間違ってない」と、自分に何度も言い聞かせました。「キズツキ」のお客さんのように。このお客さんの歌は、誰にでも心に刺さると思います。

 他にも『キズツキ』にはいろんなお客さんが来て、歌ったり、しりとりをしたり、自作小説を朗読したりします。そして、その多くが「ああ、確かになぁ」とすとんと腹に落ちるのです。益田ミリさん、すごい。

皆さんも、読んでみてくださいね(^^)
私の記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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