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【ネタバレなし】『白鳥とコウモリ』文句なしに名作! 〜読後感とタイトルとカバーと表紙〜

こんにちは、tamamioです^o^
東野圭吾さん最新作『白鳥とコウモリ』
読了しました。

東野圭吾さんだから当然なのですが、
もう、面白い!
容疑者X、手紙、秘密などと並ぶ、
東野圭吾さんの傑作です!

今でもじんわり、作品に浸っています^o^

そして、今から
「映画化するならこの役はあの女優さん、
 この刑事さんはこの俳優さん」と
自分キャスティングが進んでいます^o^

同時に、「作品のタイトル付けって難しい!」
とも感じました。

私は、作品のテーマやモチーフなどを、
一言で示すタイトルが好きです。

手紙、秘密、みたいに、スパッと。

または、容疑者Xの献身や、白夜行、
みたいに、ちょっとひねってあって
カッコいいのも好きです^o^


翻って本作『白鳥とコウモリ』。
作中で登場人物の台詞として出てくるのですが、
うーん。
白と黒、光と闇、みたいな対比なのですが、
うーん。
なんか、もっとテーマを言い当てるような
ハマるタイトルがあるような…
(東野圭吾さん、担当者さん、ごめんなさい!
 あくまで個人の感想です!)

本作のテーマは「救済」と「償い」だと
私は感じました。

私が読み取ったテーマを考慮して
タイトルを付けるとしたら…

救済と償い
光と闇
善と悪

、、、センスなーい、私。

『罪と罰』の『○○と○○』縛りがないなら

つぐない(昭和の歌謡曲?)
救済(ひねりがない!)


、、、傷口に塩を塗るのはもうやめます。

作品のテーマと、じんわりと胸に沁みる読後感、
これを一言で表現できたら!

皆さんなら、どんなタイトルをつけられますか?

お聞かせ願えたら嬉しいです^o^
勉強させてください!

、、、タイトル考はここまでにして、
実は、本作『白鳥とコウモリ』で、
ハッと息を飲み、目を止めてしまう箇所が
もう一点ありました。

それは「カバー」、そして「表紙」です。

カバーとは、
「本の周囲を囲む取り外しできる紙」です。
表紙とは、
「カバー下の、本を保護する外側部分」です。
プロの編集者さんも、厳密な使い分けはしないそうですが、ここではそう定義します。

本作のカバーは、
写真を見てもらうとわかるように、
大都会・東京になっています。

手に取った時は、特別感想はありませんでした。
「東京か、ふーん」くらい。

そして読み終わり、本を移動させようとした時、
手が滑ってカバーが外れ、
表紙が顕になりました。

その表紙にハッとして、目を止めました。
そして、カバーと何度も見返しました。

ああ、ここにもあった。
過去と現在
光と影
華と陰

対比です。

読んだ後に、また切ない気持ちになるとは
思いませんでした。
まだ見ていない方は、ぜひ!

『鬼滅の刃』21巻の
カバーと表紙のような切なさです。
(愈史郎くんの珠世さんへの気持ちが…)

『白鳥とコウモリ』感想を交換し合えたら
嬉しいです^o^

読んでいただき、ありがとうございました^o^







私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。