サターンリターンの体験談
今日は自分のサターンリターンを振り返ってみたいと思います。
サターンリターンとは
サターンリターンとは自分のネイタルチャートの土星にトランジット土星が回帰すること。
占星術では【厄年】【成人式】なんて言われたりします。
土星は29年〜30年で12星座あるホロスコープを1周するので、誰でも29〜30歳ごろにこのサターンリターンを経験します。
土星先生からの課題
占星術家さんたちは、土星のことをよく【土星先生】と呼びます。
土星は、制限や試練を与える星だからです。
トレーナーとも言えるかな。
試練というと怖いけど、土星の試練は乗り越えられる試練です。
(土星の向こう側、トランスサタニアンにあらがうのは無理)
鍛えて、乗り越えたら自分の強みになる部分。
若い時は苦手意識を持っていることが多いけど、自分で「これができて一人前」ってハードル上げてるだけだったり。
成人式というくらいなんで、ここで土星先生から「そんなんで大人になれるんかー?!」と試されるのです。
自分の人生に責任を持つ時期ですね。
サターンリターン体験談
この頃は占星術なんて全く知りませんでしたから、振り返ってみると、しんどいことがたくさんありました。
この頃に占星術に出会いたかった…。
ネイタル土星(射手座)は3ハウス・4ハウス
私の土星は3ハウス射手座19度にあり、5度前ルールを適用すると4ハウスにあることになります。
ICにのっているようなものです。
3ハウスのサターンリターン
長男が小学校に入学し、子育てがひと段落したこと・自分がまもなく30歳になると考えた時に、ありがちですが好きを仕事にしたいと思い、エステスクールに入学しました。
当時はやりたい仕事よりも子供が小さかったので、急に休めるかなど環境で選んでいて、特にやりたい訳ではない事務のパートをしていました。
このまま一生事務のパートをしていくのは嫌だったし、このままじゃ人生面白くない!と、自分に向き合った時期です。
3ハウスは生きていくための学びの部屋で、高校も中退していた私はある意味学び直しをしたわけです。
4ハウスのサターンリターン
4ハウスは自分の安心感が得られる場所・自分のルーツ。
そこに土星がいる私はなかなか安心感が得られなかったし、自信がなかった。
親との関係性も占星術の教科書通りによくないものでした。
サターンリターンでは自分が安心感を得られる場所、パートナー(現夫)との関係性をがっつり揺るがされた感じ。(夫とはバッチバチ)
大人になるのに「あんたそれでええんか?!」と土星先生に喝を入れられました。
私が自分に自信をつけ、自分を安定させることが大事だったんです。
それまでは嫌なことがあれば逃げるし、自分軸というものがなかった。ブレブレ。
不足感から「手に職」をつけようとしたんだと思います。
本当の安心感は「武器」を手に入れることではないのですが。
このサターンリターンではそこに気付けていなかったので、自分にとってはしんどいことばかりでしたね。
(この時に課題に取り組み、乗り越えたとは正直思えず、乗り越えたのは数年後な気がします。)
その後、土星が離れていった直後に次男の妊娠が判明し、入籍。
パートナーは中年の危機
当時、現在の夫とはまだ籍を入れておらず、同棲して2年くらいだったかな。
夫のネイタル天王星×トランジット天王星がオポジション(180度)
夫のネイタル海王星×トランジット海王星がスクエア(90度)
いわゆる中年の危機(ミッドライフクライシス)の最終段階の時期でした。
私と夫は16歳差なので、私のサターンリターンと夫の中年の危機がかぶったんです。
この頃の夫はやっぱり精神的にも大変で、やらかし案件勃発でした。(あまり詳しく書けず、曖昧ですみません)
一緒に暮らしている私も、もれなく火の粉を受けて?しんどい時期…。
サターンリターンは怖いものじゃない
あまり詳しく詳細を書けませんでしたが、サターンリターンの時期の感想は
「しんどかった!!」
私の場合、土星の課題に気付けてなかったし、夫も自分のことでいっぱいいっぱい。
土星が離れていった後に次男を授かったのは不思議ですが、土星先生からのご褒美と思いたい(自分では乗り越えたと感覚はなかったけど)
サターンリターンを経て心理的な安心感を手に入れ、安定した家庭を築いていきなさい。
自分の人生は自分でコントロールするんですよ。
というメッセージだと受け取ることにしました。
私がしんどい、しんどい書いているので、“サターンリターンが怖いもの”だと思われた方がいらしたらすみません。
サターンリターンは誰しもが経験することですが、必ずしもしんどいことばかりではなく、結婚など喜ばしい出来事の方もいるようです。
いずれにせよ大人になるということは【責任】という言葉がセットなんだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?