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【書評】書き続けるしかないということを知る

竹村俊助さんの「書くのがしんどい」の書評です。

はじめに

本書を読んでも書くのはしんどいままです。
ただ読まないともっとしんどいです。

なんともお節介な世の中ですよね。

個人が発信しやすい環境となり、発信することをやんわりと求められるようなこの風潮。
常に発信を求められているようなプレッシャーを感じ続けています。

そんなことを言いながらも、でも本当は、本当は発信したい。
そしてきっとあなたも本当は発信したいですよね?

ブログを書いてみるものの、続かず挫折した過去。
最初は気合いのはいった文章を作成するものの、見る人もおらず、すぐ諦めていた過去。

もう終わりにしましょう。

僕が本を読んで心動かされた3位から1位までを紹介していきます。

3位 コンテンツを自分で考えるな

自分の考えることなんて面白くないです。
正確にお伝えすると面白くあり続けることはできません。

本書では「コンテンツメーカー」ではなく「メディア」になればいいと。
自分の内側を探るのではなく、自分の外側に目を向けてみようと。

本、Youtubeなど数多くの面白いコンテンツがあふれているので、自分の面白いと思うのもを集めて、自分なりの意見を言うだけで立派なコンテンツです。

自分でコンテンツを考えなくていいというだけで、なんだか心が楽になりませんか?

2位 得意分野を掛け合わせる

自分のために書いているので、読み手がどう思うかは意識せずに書いています、という人もいるかもしれませんが、ネット上に載せるということは、とは言え、まあでも読んでほしいのかな、と考えてしまいます。

折角、書くのであれば、読み手の方々が何に興味があり、自分は何を提供できるのかを考えてみた方が発展性があるし、読み手の反応が書き手のいつかのモチベーションになるのではないでしょうか。

誰しもが興味津々なエネルギーのあるテーマとして、お金、食欲、恋愛、健康、教育があげらており、それに自分の得意分野や専門分野を掛け合わせてみようと書いてあります。

人の興味津々なテーマはいつの世もあまり変わらないもんですね。
ただそれらをテーマに書くにせよ、自分が興味を持てないものに対して継続して書くことを重ねるのは難しいですよね。

対象なるテーマを自分の得意分野の観点から咀嚼して、書きたいことを置くように書きしたためることで読み手の満足を満たしつつ、自分をも満たしていく。

私は趣味として写真・動画を撮っているので、例えば恋愛と掛け合わせると、「被写体と撮影を通して愛しさを育む方法」とかでしょうか。

「掛け合わせる」ことで単純なテーマに複雑味や重層感が出てきて、自分らしいコンテンツがかけるような気がしてきました。

1位 共感、発見、感動の割合

読み手がが知らないことを提供することで、そのコンテンツに価値がうまれると聞いたことがあります。
以前の僕はそれを聞いて、とりあえず、自分の興味がある情報・知識を多く並べ書き連ねればいいと思っていました。

しかし、本書ではまずは読者との「共感」、そして「発見(知識・情報)」、「感動」が必要であると書いてあります。

驚いたのは、その割合です。
共感が8、9割で発見は1、2割くらいがいいとのこと。

正直、えっ、そうなの!?と思いました。
最初はこの割合が素直に受け入れられませんでした。
読者が知らないことを多く伝えれば伝えるほどいいんじゃないの!?、と思っていた僕からすると、なんとも受け入れがたいものでした。

しかし、普段の友達との会話を考えたところ、確かに知らないことをただただ説明されている会話なんて、まあつまらないもんですよね。
それより、そーだよね、そーだよねと、多くの共感がある会話の方が話が弾むし、楽しい時間となります。

あー、そうだよね。

そんなことにも気づかずに、僕はしたり顔でネットに書いてあるような情報を無駄に書いて、ほんと何をしとるんや、と気づかされました。

最後に

いかがでしたでしょうか。
ちょっとでも「共感」してもらえるところがあると嬉しいです。

書けば書くほど人生が変わるようです。

自分の持っている知識・経験をアウトプットすることで自分の業界以外の市場を広げていける。
どんどん書いて、どんどんギブを重ねていくことが重要です。

あと歌と同じで文章にもサビが必要です。
紹介できませんでしたが文章を書くテクニックも本書に載っているので、ご興味がある方は、ぜひ、読んでみてください。

最後に・・・

書くはやはりしんどいです。
でも書かないのはもっとしんどい世の中なのかもしれません。
ただ書き続けたその先に何かがあることは知っています。
だから僕らは書き続けるしかないんです。

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