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起こると怖い交通事故

 できることなら、加害者にも、被害者にも、目撃者にもなりたくない交通事故
 近年では、あおり運転や逆走。冬の時期であれば、雪による路面凍結、ホワイトアウトによる視界不良で起こるものなど、広くニュースに取り上げられています。

 どんなに安全運転を心がけていても、時には避けがたく、心身に大きなダメージを負う場合があります。

 中でも多いのはムチ打ちです。今回は、事故によるケガでよく耳にする、ムチ打ちについてお話しします!

まず、ムチ打ちといえば体のどこのケガでしょうか。


 真っ先に思い浮かべるのは首ですが…実は、それだけではありません!ほぼ100%、背中も傷めています!

 なぜなら、首の筋肉の多くは背中まで繋がっているから。

 事故の瞬間に頭がガクン!と前後すると、頭の重さもあって首を通して背中までダメージを受けやすいのです。

 また、傷めるのは筋肉では留まらず、さらに内側の骨(頸椎)や関節、神経にまで及ぶこともあります。

特に首の神経は、傷つくと手の力や感覚にも影響します。

 そのため、「ムチ打ちで首を動かしにくいし、手で物を持つのもツラく、シビレも感じる」という人も。

 他にも頭痛・吐き気・目まい・倦怠感など、現れる症状はさまざまですが、気を付けたいのは、これらが事故後すぐに出るとは限らないということ!

 交通事故に遭うと、車の損傷・保険会社や警察との応対・相手の様子・今後の生活への不安など、考えることが突然一挙に押し寄せて気が動転し、「どうにかしないと!」と脳が極度の興奮状態に陥ります。

 脳は興奮状態になるとアドレナリンを強く出すため、体の痛みをシャットダウンしますが、それも一時的なもの。

 一週間をメドにだんだんと気持ちが落ち着いてくると、逆に症状を自覚するように変化していきます。

 これらの作用から、私たちが皆様にお伝えしたいのは、

「事故に遭ったら、体が痛くなくてもできるだけ早く医療機関にかかる!」


 もちろん、上記の一週間のうちに自覚症状が軽減する方もいます。

 しかし、事故のケガは基本的に深いケガ。目に見えない体の内側で後遺症を残さないためにも、早めにしっかりと治療を行ないましょう。


 慣れている人はそういない交通事故。分からないことだらけで心配な方は、タマコツのスタッフまでご相談ください!


【みなみ野院 菅原 愛深】

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