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子どもの頃から

人に何かを教わるのが極端に苦手だ。

子どもの頃から見て学ぶということが本当に苦手だった。
誰かがお手本をしてくれたことをその後に同じようにやる。
たったそれだけのことが出来ない。

今見てたでしょ?って言われても、見てるのとやるのは違っていて出来ない。

そういえば、幼稚園の頃ひとりだけ最後まで縄跳びも靴の紐も結べなかったことを思い出す。


我が強くて、誰かから何かアドバイスをもらっても聞けない。
自分の言葉で言い換えて、腹落ちさせないと納得できないのだ。

「素直じゃない」と言われて、人間関係が悪化したことは一度や二度じゃない。


自己流でやる。
だから失敗する。


小さな頃から習っていたピアノ教室。
楽譜に指番号がついているのに、とにかく無視。
ガン無視。

先生に何か言われても「私はこれがいいの!」と言って貫いてきた。
今から考えると中々の猛者だ。

中学生になったとき、ついに指が回らなくなり躓いて基礎からやり直すことになる。
その時当たった先生が中々にスパルタでピアノは辞めてしまったけれど、それもよく考えたら自己流の末だった。


周りのお友達が「はーい」って言ってるのを見ては不思議だった。
だって、そんなやり方子ども騙しみたいなんだもの。
大人の言う通りになんてやりたくないの。何もできないけど。



今も昔も、大人になっても何も変わらない。
年齢や経験なんて何の役にも立ちやしない。

相変わらず、自己流でぶつかって人の言うこと全然聞いていないまま。


子どもの頃から何も変わってない。
経験積んで、頭でっかちになって成長した気になってるだけなのだ。

いくつになっても変わらない。
三つ子の魂百まで。

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