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矛盾は幸福の鍵③

ただ一つ、、もう少しみんなが認識を冷静に保てば、未然に対応できる問題も世の中には沢山ある。

例えば先ほどの例の様に、企業に於いて出世するには「嘘」「媚びる」「周囲を取り込む」などの業務や本来の役割に「必要な能力」意外が重視される現実社会。この事は多くの人間が知って入るが、心の底では納得していないのも事実。

人間は本来あるべき姿であるべきと思う側面を持つ。

つまり「それは褒められた事じゃない」「それは本来違うよな」と認知していても、現実的に選択する事は違うもの選択する。

管理者は管理能力、経営は経営能力が最も重要視され判断基準になるべきポイントなのに、現実は「あの人は売れている」「あの人は客から信頼がある」「あの人は社内で人望がある」などと評価をしていくのが人間。そして都合が悪くなれば「媚を売っている」「上司に嫌われたら出世はない」と批判的な言動を取る。

企業を成長維持したい時に、本来人間が能力重視で矛盾を好まなければ、もっとスッキリ経営ができて、企業は活動を活発化でき、社員も楽しく生きていける環境を創っていける。でも人間は矛盾を好むので「能力主義」「能力評価」と言いながら「人望」「取り入る」「媚いる」と言う現実を選択し、企業活動非効率化を選択している自分たちを棚に上げて「どうして我が社は伸びないのか?」「どうして上層部はいつまでも変わらないのか?」「どうしてこの会社はいつまでも改善できないのか?」「結局出世する奴はこう言うやつだよな」と嘆いている。

落ちつて考えてみれば誰でも理解できる単純な問題。

解決するのも、本当は単純な問題。難しい問題じゃない。

あるべき姿、ありたい姿、望んでいる姿に近づけたいと思うなら、貴方の矛盾性を消し去ることが先決であり、問題解決のポイントなのです。

売れている、人気がある、気遣いがある、嫌味がない、清潔感あがる、そんな事は能力には関係もなく、役割に必要な重要な能力でもない。政治家を選ぶ時、人気がある、イメージが良い、優しそう、気遣いできて人間ができている、などは一切関係ない。政治能力があればいい。教員を選ぶ時、親御さんへの対応がどうの、PTAの取り込みがうまい、学力が高い、など一切教員応力に関係ない。家庭を築くパートナーを選ぶ時、容姿は重要じゃない。お客様の為に仕事をするのが好きだったら、出世しなくても関係ない。その仕事が好きならたとえ儲からない、安給料でも関係ないのである。お金持ちになる為、高給取りになる為に、その仕事、役割があるわけじゃないのが、本来のあるべき姿であり、そうあった方が最終的に人間は幸福感を得やすいのに、人間はそれを今迄選んで来ていない。

常に、、「でもなぁ」「言っている事はわかるけど」

そうなんです。

多くの皆さんは「あぁでもない」「こうでもない」と矛盾を選択し、矛盾に文句を言う言っている事が好きなんですね。問題解決を望んでいるわけではなく、文句を言い続け矛盾に向き合う事が好きなんです。

だから「イヤヨイヤヨも好きのうち」は真実なのです。

ゴミを散らかし、「ダメだよ」と拾っては捨て又文句を言いながら拾う。

愛はお金じゃないよねと言いながら、お金重視の判断をしていく。

それが人間と言う動物なのです。

永遠に日本は「繰り返し」を続ける事が日本の幸福なのです。

「毎日毎回、同じことの繰り返し、嫌になっちゃう、馬鹿じゃないの!」と怒鳴りながら嘆き、変化、改善を夢見ながら、本当に変わろうとすれば「意味がない」「このままでいい」と相反する言動をとっている。進む事を夢見るが、一気に進むのは怖い。改善していくのは良いのが分かるが、現状を崩すとなると改善を拒む。楽しく笑って生きなきゃね!と言いながら眉間にシワ寄せて、自分一人が全てを背負っているが如く無表情に過ごしている。個性を大事しようと言いながら、みんなと一緒、空気を読んで、と結局画一化を選択して生きている。

この矛盾こそが、多くの皆さんの幸福なのです。



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