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「国際交流大好き」の志望理由は落とします

「国際交流大好き!」
「世界中に友達を作りたいです!」
「留学の経験を活かして..」

よくある、ガイドの志望理由。

これから、上記の理由は全員アウトにします。

改めて。私たちは訪日旅行者向けの体験ツアーサービスをやってます。
そのためにツアーの作成とツアーガイドのトレーニングをしてる。

ガイドの採用をする中で。トレーニングをする中で。

「国際交流イェーイ」
「英語喋れてイェーイ」

そこから入る人おおい。てか全員ほぼそう。


私たちの顧客はこんな人たち。

・年に数少ない休みをとって。忙しい中仕事をやすんで。
・わざわざ遠方にある日本を選んでくれて。
・10時間以上かけて飛行機で来てくれる。

その中の限られた訪日の時間を私たちのツアーに割いてくれる。

「あなた」がホスティングする体験に割いてくれる。

そして、あなたがホスティングする体験にワクワクしてきてくれる。
何が体験できるんだろう。何を知ることができるんだろう。
最高の体験と思い出を期待してきてくれる。

「国際交流大好き!」
「世界中に友達を作りたいです!」
「留学の経験を活かして..」

最初はそれでいい。ガイドになりたいモチベーション。

でも、その上でどうなりたいかですよね。

「国際交流がしたいからホスティングしてます」
「日本の事、全然わかんないんだ〜 (てへぺろ)」

あなたと雑談がしたくて、1万円近い金額払ってんじゃないよ。
あなたからそういう事が聞きたくて、訪日旅行の大事な時間使ってんじゃないよ。
(てか、あなただれ?)


目指したい方向性としては、こんな感じにしていきたい。

「ガイドという仕事を通じて、圧倒的に成長できる場所」

面接でもこういう事を聞きたい。
「ガイドを通じて、何をしたいですか?どうなりたいですか?」

どんどん、ガイドの育成環境を「成長できる場所」という雰囲気にしていきたい。
(個人的に「成長できる」という言葉は好きではないけど、今は解像度が低すぎるのでこのままで)

今、採用〜トレーニングまで設計に奮闘中。

学生から副業として社会人の方、海外からの移住者等、様々な人がいる。

色々な人がいるからこそ、多様なガイドがそれぞれで輝ける。
一方で、クオリティーの担保が難しい状態になっている。

こちらが用意しているものを超えて、
自分の頭で考えて、自分自身で実行して。
それぞれが頭つかって動いている状態じゃないと、多様なガイドがたくさんいることは、ただの弱みになってしまう。

そのためには、運営と彼らの脳が繋がってる状態じゃないと実現されないだろうな。

数字の目標と、仕組み構築と。
お互いにリンクしているとはいえ、限られたリソースの中でこの二つをどういう風に仕上げるかは今、すごく悩ましい。

やる事いっぱい!楽しい!今日も働こう。

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