![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110389776/rectangle_large_type_2_8c9c97c7ff44dbac01de2853e1bf31d0.png?width=1200)
メンヘラは可愛くない
「メンヘラ」という言葉が流行りだしたのはいつだろうか。
私が10代の頃にはまだ無かったと思う。
ジェンダー云々が騒がれる現代では言いにくいが、メンヘラってのは女のイメージが強い。
メンヘラという言葉が流行る前にも、それに該当する女は存在した。
オカルト話で有名な「口裂け女」や「メリーさん」をイメージするとわかりやすいだろうか。
他には芸能人の熱狂的なファンの話などで聞いたことがある人もいるかもしれない。
煙草の吸殻を収集したり、帰路で待ち伏せして偶然を装ったり。
話したこともない家族構成や住所や職場(または学校)を知っていたり。
郵便物にカミソリが混ぜられていたり。
(家の固定電話へ)無言電話が深夜にかかってきたり。
そして定番の「リストカット」だ。
『見て、こんなに血が出ちゃった』
『切ってから指が痺れて動かないの、アナタのせいだからね』
『どうして心配してくれないの?』
『もっと目立つ場所がいいの?首とか?顔ね?顔なら目立つでしょ?』
もはやリスト(手首)だけではない場合もあった。
携帯電話等が普及してなかった時代では、家の前で騒いだりもされた。
『〇〇君が好きなの!!』
『1秒でいいから!顔が見たいの!お願い出てきて!』
『わあああああああぁぁぁぁぁああぁああ!!!!!(奇声)』
ここまでで十分にホラーだとは思うが、実際はこれ以上のことがある。
深夜に玄関のドアガチャされる。
ベランダに小石を投げられて、一晩中「コツン」という音を聞かされる。
静かになって気になってカーテン開けたら窓を覗いている。
トイレや浴室の小窓から侵入しようとする。
警察に話しても、相手の身元が分かっていないと信じてもらえず(当時)
パトロールをしてくれるわけでもなく、相手が女ならば...と軽視された。
今でこそストーカー規制法があるので対応してもらえるのかもしれないが
当時は本当にどうにもならなくて、絶望的な状態だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1688906277124-tShg4p0pvh.png?width=1200)
現在はファッションとしてのメンヘラが普及していることもあり
「地雷系はカワイイ」とか「メンヘラ(ヤンデレ)が好き」という声を稀に耳にするが
本気/本物のメンヘラを経験してしまうと一生物のトラウマになる。
そして、本物のメンヘラに共通するのは
高確率で容姿に恵まれていない事が多いということだ。
そりゃそうだ。
ある程度の整った容姿を持っているならば、一般人相手に過激な行動をする必要性を感じることなく生きてこられたはずだろうから。
(男のメンヘラやストーカーにも同じことが言えるので注意したいね)
昔から言われている
「性格が良い人は、容姿が良いことが多い」
なんて説も、あながち間違いではないのかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?