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在宅医療患者さんの電源確保について

■ 停電の長期化の備え

地震や風水害などの災害が発生すると停電する場合があり、規模によっては停電が長期化する場合があります。
在宅で医療機器を使用する患者さんにとっては、停電が命の維持に影響するため電源確保が必要になります。
行政は、主にポータブル電源(バッテリー)や自家発電機を備えて自助を推奨していますが、それぞれには問題もあります。

■ その時、電源が足りない!

医療の発展により在宅医療患者の数は年々増えています。災害が発生して停電が長期化した場合には、必ず電源が不足します。

■ 福祉避難所の問題

災害時には福祉避難所も開設される計画ですが、福祉避難所が開設されても高齢者で溢れ、在宅医療患者が必要とする十分な電源は確保されていません。

■ 自宅避難(自助)

医療機関など施設は施設運営のため、72時間を想定した非常用発電機は用意されていますが、在宅医療患者が必要とする電源は殆ど用意されていません。また、災害時の移動手段や人員確保の問題もあり、自宅避難(自助)の備えと覚悟が必要になります。

■ 自宅避難に必要な自家発電機

自家発電機はエンジンを回転させて発電するので、定期的なメンテナンスと試運転が必要となり、燃料が尽きるとエンジンを動かせず発電はできなくなります。つまり、燃料分しか発電できず、燃料の保管にも課題があります。

■ 自宅避難に必要なポータブル電源(バッテリー)

燃料の保管や定期的なメンテナンスや試運転は必要ありませんが、電池残量分しか使用できないため、必要な容量の蓄電池を選ぶことが重要になります。また、停電が長引いて悪天候が続いた場合にはソーラーパネルによる充電ができないという大きな課題があります。
そもそも、キャンプ用のポータブル電源は在宅医療患者の電源確保には容量が少な過ぎる傾向があります。

■ 停電が復旧するまでの時間

災害の規模によりますが、南海トラフ大地震や首都直下地震が発生した場合、被害は広範囲にわたるため、停電を含むインフラ復旧には地域によっては膨大な時間がかかることが予想されます。
自家発電機は燃料切れ、ポータブルバッテリーは電池切れとならない電源確保が必要です。

ここからは、国内初となる取り組みのご紹介です。

◆電源ドナーのご紹介

電源ドナーは災害時の給電拠点を確認できる無料のアプリです。
地元の倉庫・物流会社が給電拠点となっていて、そこには電動フォークリフトやトラックが複数台あり、無料で電気を提供することができるので、地域の企業と連携する互助となります。

給電拠点(地元の倉庫・物流企業)から3つの給電ができます

❶ フォークリフト給電

給電拠点には電動フォークリフトがあるので、ポータブル電源(バッテリー)や予備バッテリーを持参すれば、充電することができます。(無料)

DC48VをAC100V(正弦波)に変換

❷ トラック給電

街中を走っているトラックの中には、トラック給電に対応するトラックがあります。施設など移動先でポータブルバッテリーや予備バッテリーなどを充電することができます。(無料)

DC24VをAC100V(正弦波)に変換

❸ デコでんち (新規プロジェクト)

デコでんちは、電動フォークリフトとゴルフカートの駆動用大容量バッテリーを非常用電源として二次利用し、バッテリー遠隔監視装置と正弦波インバータをセットにして地元の給電拠点(倉庫・物流企業)からレンタルで供給します。(有料)

リユースなのでCO2排出はゼロ! そしてほぼ100%リサイクル!
最終的に国内の製錬所で鉛バッテリーの原料としてリサイクル(循環型)
地元の給電拠点(倉庫・物流企業)のレンタルだから安心!

レンタルなので実質保証付きで、充電が必要な場合は遠隔監視しているので給電拠点から交換します。
いつ起こるか分からない長期停電の備えとして日頃から安心して頂けます。

大きな災害は、また必ず起きます。
その時、電源は必ず足りなくなります。
被害が甚大になり、公助には時間がかかってしまいます。
そんな時に備え、日頃から地元の企業(給電拠点)と連携する 互助で支え合い みんなで乗り切りましょう!


詳しくは、こちらまで

担当:菊竹たまき


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