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シャドーイングで聴解力向上 

私が日本語教育に役立ったと思う本をご紹介します。

こんにちは。たまきです。
自己紹介記事は⬇️こちらです。

日本語を90年代から学んでいて、なんとひ孫が13人いるという方。パンデミックから教えているので長いお付き合いになりました。

日本語学習にとても熱心で負けず嫌い。その彼女の悩みがリスニング。聞き取れないんだそうです。

おそらく発音が身に付いていないからじゃないかと思いました。ひらがな、カタカナ、漢字も読めますが、ローマ字を読んでいるような発音なんです。しかもオーストラリアアクセントが強く、私をセンサイと呼ばれます。

でも、私が想像するように発音の向上と聴解力に関係があるのか、少し学術論文を見てみました。

「発音と聴解の指導ー上級レベルでの問題点ー」の中で執筆者の早稲田大学川口義一さんは、単音の音素は正しく発音できるのに、文章になると文末に誤りがでることをあることをのべています。そして、ピッチアクセントの高低を意味のまとまりで身に付けること、イントネーションのように自然な音の変化を再生できるようにすることを上級者の聴解指導と連携することが必要だと書いています。

また、日本人のフランス語理解についての論文で名古屋女子大学の山井徳行さんは「日本人の聴解力の仕組みー後天性部分難聴の仮説」で一部を聞き取ることで全体を推測する聴解力について述べています。一部の頻出フレーズを記憶しておくと聞き取りに有効のようです。

つまり、単音での発音訓練もそうですが、意味のまとまりで練習する、覚えるのが得策かもしれません。

そこで、良い本があります。

「知的に理解するレベル」から「運用できるレベル」にすることを目標にしています。話すときに文章を構成することを意識しなくても、良く使われる表現は自動的に口から出てくるようにできるかも。意味のまとまりで自然な音を身に付けることが大事なら、この本で効率的に訓練ができそうです。

彼女はリスニング問題をしてうまくなりたいと思っているようなので、発音トレーニングをすすめたいです。

この音声を料理中や運転中に流し聞きするだけでも役に立つでしょう。繰り返し聞き続けてほしいです。簡単なフレーズを耳から覚え直してほしいです。


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