認知症日記・初ショートステイの準備は「なるほど!」が多い。そして、施設の担当者のかたがーーー。
私の夜遊びのあいだ、認知症の夫の様子が心配なのでショートステイを試してみることにしました。
今まで昼間のデイサービスでお世話になっていた施設ですが、ショートステイには、介護保険の関係で新たな契約が必要、とのことでした。
そうしてやってきたのが、施設のショートステイ担当の方。
若い男性で、かっこいい!!(マスクで、目しか見えないけど)
担当の方(長いので「Aさん」と表記)は来るなり、
まず夫に向かって挨拶と自己紹介をして、名刺を渡したのでした。
すごいな、この人。と思いました。
介護関係の方々にお世話になっていますが、
おもに私に向かって話しかける人が多いし、
夫に対しする話し方と、私に対しての口調が違う人が多いのです。
もちろん、悪意など微塵もないのだけれど、夫に対しては、
(たぶん無意識に)少し子ども相手のような口調になってしまうのです。
しかし、Aさんは、まず夫に、ちゃんと一人の大人として接してくれた。
それだけで、信頼できる気がします。
***
家にいる夫は、ぼんやりテレビを見ている時間が長いのです。
目を離すと、だいたい居眠りをしているし。
なるべく、掃除や茶碗洗いとか、庭の水やりを頼んだり、車に乗せて、一緒にカフェでランチに連れ出すのですけれど、私も不定期バイトが二つあり、定期的に通院もしているし、なかなか余裕がありません。
(夫も通院5カ所なので、わりと大変)
私が出かけるとき、今までは自分で近所にご飯を買いに行ってもらっていました。
けれど、それもちょっと厳しいみたい。
先日、「何を食べたの?」と訊くと、はっきりしない。
レシートを見たり、何度も質問してどうやら、
”ハンバーガーを買いに行って、途中で今川焼を買い、そのまま帰ってきてしまった”
ということみたいでした。
なので、ショートステイならば、
ご飯も心配ないし、ぼんやりする時間も少ないんじゃないかな?
と、思ったのでした。
しかし、ショートステイというのは、あくまで「生活(滞在)」だそうです。
なので、デイサービスのようにプログラムがあるわけではない。
退屈してしまう人もいるそうです。
デイサービスとショートステイ、同じ施設であっても、介護保険上、同時には利用できないそうです。
(利用するならば自費)
つまり、ショートステイ中は、デイサービスのプログラムには参加できない。そのかわり、外出などは自由。
・ショートステイのときの持ち物はぜんぶ、紙に書き出す。
・薬は一回分ずつ袋に入れ、名前、日にち、飲む時(朝/昼/夜など)を記入。
・現金持ち込み禁止
などなど、けっこう細かい………。
Aさんによると、
やはりショートステイは一度、体験しておいた方がいいそうです。
例えば、介護者が急に倒れた………というときになって、いきなりショートステイ、というわけにはいかない。あらかじめ契約が必要だから。
というこのでした。
ほんと、そうだよなあ。
最近私は、急遽親戚の見舞いで、往復6時間程度の移動をしたし、私の両親も高齢者。
私自身、持病を抱えて30年近く通院している。
急になにが起きるか分からないのです。
いろんな事態に備えておいたほうが良いですよね。