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好きな人の誕生日というなんでもない日のポエム2024

去年のポエムはこちらからどうぞ↓

さて、今年もこの日がやって来ました。
去年の私は

「彼の強さは柔らかくて、自由自在で、でも芯は硬くて、鞭みたい。」

と言っていましたが、今年も自由に自分の好きなことに生きている、柔らかさの中にきちんと痛みもある彼の強さを好きでいることができてとても嬉しいです。

彼にとって今年は変革の年だったのではと思います。
とても悲しいことがあって、あると思っていた予定が変わって、会いたい人にもう会えなくなってしまって、そんな時に放った

「今年は本気で生きる」

という言葉。
その言葉通り彼はこの一年を本気で駆け抜けていました。

去年までが本気で無かった訳では無いですが数年ぶりに参加したサポートの現場があり、初めて一緒に回ったツアーがあり、空いている日は制作やプロデュースをし、自分のバンドでは大切な3枚目のアルバムを出し、その特典で大量のサインを書き、プロモーションのために多くの媒体に出て、今までで一番長くツアーを回り、また会える約束をくれました。

本人は「楽しいからやれること」「自分好きなことだからやれること」ときっと言うでしょうが、それでも体力面でも精神面でもハードな一年だったと思います。

彼の姿を追いかける私にとっては本当に彼の
「わくわくすることをしていたらもう一年が経ってしまった」
を強く実感した年だったと思います。

そして

「執着」が「愛」に変化した一年

でした。


話は変わりますが皆さんは「愛してる」という言葉をどういった時に使っていますか?

「あい」という2文字の言葉には愛以外にも沢山の漢字が当てはまりますが今回は「相」と「哀」に絞って言及していきます。
「哀」は悲しむことやマイナスの感情、「相」は向き合うことだと私は思います。そしてそれを経て「愛」になるんじゃないかな、と。

執着と愛の違いって「相」を経験してるかどうかだと思うんです。そしてただの「哀」だけでは執着だと思います。
きっと誰かを好きになった時って楽しいことばかりでは無いと思います。「今の自分の感情は間違いなんじゃないか」「これは神格化してるんじゃないのかな」「好きにならなかったらこんな苦しまなかったのかな」とマイナスな感情が止まらなくなってしまう時が絶対にあると思っています。それが「哀」です。

その「哀」とちゃんと向き合えた時、つまりその人と自分の関係性を俯瞰して見れて、その人に対する全ての感情に向き合えた時に初めて「相」になり「愛」になると私は思います。


向き合うことって本当に難しいですよね。そしてマイナスな感情の時は周りが見えないくらい目の前が真っ暗になったようになってしまうし。
でもそんな感情を全て見つめ直した時に「それでも好きだ」と思えたらそれは愛に変わっていると思うんです。そしてそれからは苦しんだ時間も記憶も全て大切にできると思うし、

「その自分があったから今この感情があるんだな」

と思えると思うんです。

だから私の中の「愛してる」は「哀」が含まれた「相」で出来ています。そして今書いていて思いましたが全ての感情はその人に「逢」わなければ始まりませんよね。

長々と書きましたが私にとってこの一年はこれらのことを深く考えた一年でした。とても幸せなことに沢山の彼の演奏を見る機会を頂いたので沢山彼のことを考え、感情を整理することが出来ました。

そしてそれを経て、去年満足したのでこれで辞めようと思っていたことを今年もしようと決めました。


正直これは私の中ではキショいエゴの塊だと思っています。何故なら自己満足に過ぎないので。
でも今年も行うのは「次のなんでもない日に向けて歩き出すための準備」にしたいからです。

私はこの1年間で

「またねは絶対じゃない」

ことを強く実感しました。
去年の私は「また次のなんでもない日に向けて歩き出せたら」と言っていましたが、

次のなんでもない日を祝えるかは今の段階では分からないんです。

もしかしたら来年は一生会えなくなって、祝うことすら悲しくなって、この日を泣いて過ごすかもしれません。またはもう彼のことなんてどうでも良くなってしまっているかもしれません。

未来のことは誰も確約出来ません。

だからこそ私はこの行為を「またねのための準備」にしたいです。一種の誓いと言うべきでしょうか。

「また来年も、なんでもない日を祝えますように」

という思い。
そして

「今年もなんでもない日を迎えられた喜び」


をこの行為に込めました。


という訳で今年の誓いケーキと誓いクッキー
〜グッズを添えて〜


ここまで色々書いて来ましたが最後は彼へのラブレターで締めたいと思います。

貴方にとってこの1年はどんな1年でしたか?



私は貴方が音楽を仕事にしていて最高だなと思える瞬間が沢山あった1年であって欲しいと思っています。
なのでライブの後に言ってくれた
「俺にとってバンドは、音楽は宝物です」
という言葉が本当に嬉しかったです。

そして、次はどんな一年を歩んで行きたいですか?



「本気で生きる」も「今まで以上に精力的に音楽に浸りたい」も叶う一年であったらいいなと思っています。

私は貴方の音楽に対して誠実に実直に向き合う姿が
本当に大好きです。
そして、誠実に向き合った結果形になった貴方が奏でる音を聴くことが大好きです。

だから願わくば、貴方の音楽との旅路がこれからも末永く続いて行きますように。私にとっても大切な存在になった貴方のバンドが末永く歩いていけますように。

始まりがあれば終わりもあるから、
いつか来るお別れのその日まで貴方の音楽人生を
ずっと見守って行けますように。


最後になりましたが、お誕生日おめでとうございます。今年もお祝いできて本当に嬉しいです。
歳を取ることが怖かった私に「歳を取ることは怖いことじゃなくて、楽しいことなんだよ」って教えてくれてありがとう。
30代最後の歳を全力で駆け抜けて下さい。

生まれてきてくれて本当にありがとう。

また次のなんでもない日まで、向日葵のようなあなたを追いかけることができますように。

「愛してます」


Happy Birthday YU SUTO!


以下、今回のキショエゴ会でお世話になったお店

ケーキ キルフェボン 赤いフルーツのタルト

自分がずっと食べてみたかったのと私の中の彼(の概念)であるラズベリーとスパイス(彼はスパイスカレーが好き)が使われていてこれは……!と思ったので。
実は昨年のキショエゴ会のケーキの最終候補だったので今年はこちらに。

クッキー * le ciel bleu * ~青空~ 
推しのためのクッキーセット

こちらは去年に引き続きお世話になりました。
こちらの衣装クッキーが本当にクオリティが高くて可愛くて………!複雑な柄だったのにかなり忠実に再現して頂いて本当にありがとうございました。


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