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結婚式をしない選択肢

会社の後輩が数ヶ月前に結婚した。

結婚式はコロナ禍だったのでしないで、顔合わせやフォトウェディングはするようだ。
「やらないと後悔するかな…。でも、遠方から親戚に来てもらうのも大変そうだし、お金もかかるし、周りの友達も結婚式はしていないし、気が進まない」と彼女は言っていた。

ウェディングドレスは着るようだし、結婚式をしない分、新婚旅行などにお金を使ったらいいのではないかと、そのときは話をした。

私が結婚した頃は、周りの友達も結婚式を挙げていて、それぞれに工夫した結婚式に参加するのは楽しかった。

アメリカで最初の会社に入社してすぐの頃、結婚式に招待してくれた黒人の同僚の結婚式では、花嫁と花嫁の父のダンスが、すごくカッコよくて感動した。
帰国後に、オーケストラや吹奏楽をやっていた友だちの結婚式では、友人らによる演奏に、新婦もドレスを着たまま一緒に参加したりして、友人らしいなと思えた。
美容師の妹の結婚式では、招待された美容師友だちの気合いの入った髪型がずらっと並んで、「さすが美容師!」と感心したり…。

実際に式を挙げてみると、たった数時間の式なのに、準備するのにすごくお金も時間もかかる。それでも、招待された側にも幸せの気持ちのお裾分けができて、みんなが温かい気持ちになるのはいいなぁ…と思う。

コロナの影響で、入学式や運動会、文化祭や修学旅行、入社式、歓送迎会、誕生日会、法事などさまざまなライフイベントに影響があった。でも、自分でコントロールして、ちょうどいいタイミングであれば結婚式を挙げるのもいいと思う。式場のスタッフや友人、親族もサポートしてくれる。結婚式について、日程含め、自分だけでは決められないし、結婚式を主催する責任も大変だから、最後は自分たち次第だなぁ…と思う。

親目線で考えると、子どもが、これから先助け合っていける人を見つけて、その人と結婚してくれただけで、十分嬉しい。

年賀状も年々出す人が減ってきたので、結婚の報告のお知らせも、出すか迷うのではないかと思う。職場でも、結婚についての報告はメールで済まされることが最近は多い。

今はいろんな選択肢があるので、いっぱい自分たちで考えて、最適な選択をして欲しい。

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