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東日本実業団駅伝は富士通の3連覇

東日本実業団駅伝が行われました。
東日本実業団駅伝は、東日本の実業団対抗の駅伝大会であると同時に、ニューイヤー駅伝の東日本地区の予選も兼ねています。東日本は強豪チームが多く、予選のレベルも高いので、出場権争いも過酷になりますし、強豪チームも手を抜けないので面白い戦いになります。ニューイヤー駅伝がどうなるかの目安にもなりやすいので、録画中継ですがテレビ放送もありますので、注目しています。

プレビュー記事は、寺田さんの書いたのがnoteにあがっていて、それで今年の様相がある程度わかります。

これ見ると、富士通とHondaが2強で中心、それにニューイヤー駅伝2位のSUBARUなどが絡む形だそうですね。確かに有名選手はこの2強に多いです。

で、結果はこちらのページを参考にして、ちょこちょこ気になった事を書いていきます。

1区は牽制で超スローペースとなり、あまり差が空きませんでした。その分、2区の外国人選手の出来がレースの状況をかなり左右してしまった部分があり、14位以下が1分以上離れてしまっていました。ここで後手を引いてしまったチームは結局、ニューイヤー駅伝出場権からは遠かった訳で、強い外国人選手を持っていないチームには厳しい展開でした。
あと、優勝争いという点で言えば、隠れたMVPとなったのが富士通のベナード選手。この区間は世界陸上銀メダリストのワイザカ選手(ヤクルト)やニューイヤー駅伝区間賞のベンソン選手(SUBARU)が強いと思われていましたが、ベナード選手が格上のワイザカ選手に一歩も引かない走りで互角に渡り合い、他のチームとの差を開けました。4区横手選手で独走になった展開の良いサポートになったと思います。
3区のエース区間で好走したのがSUBARUの照井選手。後半、遅れそうになりながらもがいてもがいて粘り切り、差を広げられずにラストスパートで差し切るという根性の走りで区間賞でした。ただ、先頭をずっと引っ張った塩尻選手はHONDAとの差を詰めさせなかった事で独走に持ち込む事に成功して訳で、その走りも大きかったですね。
4区はHONDAが1万メートル五輪・世界陸上代表の伊藤選手を起用していたので、ここで3位まで上がってきたのですが、それ以上に健闘したのがサンベルクスの渡邊選手。サンベルクスは大健闘の5位だったのですが、立役者だったと言えるでしょう。(東日本でこの順位なら、サンベルクス、ニューイヤー駅伝入賞あり得るでしょう。)3区が大集団になったので、4区の出来がチームの結果に大きく影響しました。SUBARUは予定していた川田選手が体調不良で急遽当日変更で入った影響か、梶谷選手が苦戦しました。そこまで良い流れできていただけに残念でしたが、ニューイヤー駅伝では面白いのではないでしょうか。

出場権争いは、埼玉医科大学がNDソフトを5区で逆転し、そのまま逃げ切りました。小森コーポレーションやプレス工業が後半じわじわ追い上げたのですが、2区で開いた差が大きかったですね。(特に小森コーポレーションは)

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