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「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才 」The Idiot/ Iggy PopHeroes/ David Bowie

 東京美術館のエゴン・シーレ展。同時代のグスタフ・クリムトやオスカー・ココシュカの作品も展示され、第一次世界大戦の従軍後、スペイン風邪で夭折した彼の28年間を激動の時代背景と美術がより現代的色彩を帯びる流れと共に概観できます。
 ちなみにシーレがウィーン美術アカデミーに入学した1906年の翌年と翌々年にはアドルフ・ヒトラーが同アカデミーを受験して不合格となっているそうで、その後ナチス・ドイツが近代美術や前衛芸術を、道徳的・人種的に堕落したもの=退廃芸術として禁止する流れと関連も興味深い。
 でもシーレといえば、やっぱり思い出すのはベルリン時代のBowie。この二つのアルバムが出た頃からシーレ=ボウイが頭に刷り込まれていた訳ですが、数年前、実は元ネタは彼がベルリンのアートギャラリーで見つけたErich Heckel(エーリッヒ・ヘッケル)というドイツ表現主義の画家だったという事を知りました。ボウイは版権も買ったそうです。でもまだ僕の頭の中はシーレ=ボウイです。



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