誕生日までに歩きたい。
ある少年の切なる願い。
それは、誕生日までに1人で歩けるようになること。
彼の誕生日まで残されたリハビリの回数は2回。
正直、今の状態では厳しい。これが現状です。
それでも、私は彼が誕生日までに歩けるようになることを1番に信じて、リハビリを担当しています。
これまで、スポーツマン人生を歩んできた彼。
優勝経験もあるほど、本気で取り組んでいたそうです。
しかし、不慮の事故により絶対安静を強いられ、その結果として1人で歩けなくなりました。
今は平行棒につかまって、3m歩くのがやっとです。
10代前半の彼。
他者には分からないほどの苦しみや葛藤と戦っています。
そんな中での希望の光が『誕生日までに1人で歩くこと』。
その為に、彼は今、毎日リハビリを頑張っています。
(本当によく頑張ってます。)
彼1人では背負いきれていない現実を、少しでも軽くできるように。
彼が少しでも早く、家に帰れるように。
そして、1つでも多く彼の願いが叶うように。
そんな想いで、毎日彼とリハビリをしています。
リハビリさんができることってなんだろう。
1人の人としてできることはなんだろう。
一緒に頑張ろう。
早く、退院しようね。
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