スプラ3#10 スプラの本質は「オブジェクト関与」にある
こんにちは~、たまごまごです(*´▽`*)
ちょっとぽかぽかしてきて、桜吹雪が宙に舞う季節ですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回はまたもやスプラのルールについての考察で、スプラの本質は、「オブジェクト関与」にあるというお話です。
「そんな強気に言っちゃって大丈夫?」と思われるかもしれませんが、個人的には、「スプラトゥーンというゲームから枝葉を取り除き、重要な骨子だけを残すと、(理屈としては)絶対にここに収束する」と言っても良い位、今回は自信ありです!(…多分)。
ここで話していても仕方ないので、早速本題に参りましょう~
前提:スプラの究極目的は、「相手よりも多くカウントを稼ぐこと」
スプラトゥーンの試合に勝つために目指すべき究極目的、それは、「相手よりも多くカウントを稼ぐこと」です。これまでも繰り返し書いてきましたが、これは絶対に揺らぎません。
全ての行動は、「相手よりも多くカウントを稼ぐこと」に繋がっていますし、それを「効率実行できたチームが勝つ」というのは絶対に言える事実と言えます。
「良い行動」とは、「相手よりも多くカウントを稼ぐこと」に結果的に繋がった行動全て、「悪い行動」とは、「相手よりも多くカウントを稼ぐこと」に結果的に繋がった行動全てを指します。(たとえ”まぐれ”であっても、その試合においては「良い行動」です。)
この「良い行動」のレパートリーを増やし、かつ再現性を上げていくことが「スプラトゥーンが上手くなる」ということとも定義出来ますね。
関与すべき「オブジェクト」は2種類ある
さて、では本題に入っていきましょう。
さきほど、スプラトゥーンの本質は「オブジェクト関与」にあると言ったわけですが、実はスプラトゥーンのオブジェクトには2種類あると、僕は考えます。
①盤面オブジェクト
1つ目は「盤面オブジェクト」です。
「は?なんそれ?」となった方もいるかもしれませんが、要するに「盤面オブジェクト」とは、「ステージ全体の塗れる場所」のことを指します。
これらに関与する手段は、「塗り」です。
「塗る」という手段でのみ、「盤面オブジェクト関与」は為されます。
②「固形オブジェクト」
「固形オブジェクト」とは、ガチヤグラ、ガチホコ、ガチアサリにのみ存在するもので、それぞれのルールに存在する「ヤグラ」「ホコ」「アサリ(ガチアサリ)」を指します。一般に「オブジェクト」というとこちらのイメージが強いですね。
スプラというゲームを定義するなら?
これらの「盤面オブジェクト」、および「固形オブジェクト」という言葉を使うことで、スプラというゲームを、なんとたった3つの原則で定義出来てしまいます。
すなわち、
原則①:スプラトゥーンとは、
究極目的である「カウントを相手よりも進める」のために、
①「盤面オブジェクト」への関与=『塗りを広げる/守る』
or
②「固形オブジェクト」への関与=『ヤグラ、ホコ、アサリをゴールに近づける/守る』
の2つを実行することである。
原則②:スプラにおける全ての「行動・戦略」は、①・⓶の実行を直接的・間接的に実行するために為される。
原則③:また、各ルールの違いは、①. ②の配分や関係性の違いで規定される。
となります。抽象的なので、少し詳しく見ていきましょう。
ナワバリバトルとオブジェクト関与
具体例としてナワバリバトルから考えてみましょう。
ナワバリバトルには、②「固形オブジェクト」=『ヤグラ、ホコ、アサリ』がありません。
そのため、究極目的である「敵より多くカウントを進める」を実行するための手段は一つ。
①「盤面オブジェクト」への関与、すなわち相手よりも『塗りを広げる/守る』しかありません。
ここで仮想ゲーム、「キルしちゃいけないナワバリバトル」を考えましょう。
黄色チームは、わかば4枚。一方、青色チームはスプラローラー1枚に、わかば3枚です。結果はどうなるでしょうか?
そう。わかば1枚vsローラー1枚の分、黄色チームの方が塗りが強く、「盤面オブジェクト」に強く関与出来ますよね?
その結果、「相手チームより盤面オブジェクトに関与した方が勝つ(塗った面積が多い方が勝つ)」ナワバリバトルにおいては、
黄色チームが「盤面オブジェクト関与」を通して、
「相手よりカウントを稼ぐ」という究極目的を達成することが出来るわけですね。
では、「キル」を解禁してみましょう。先ほどと同じ編成で、スプラローラーが上手いこと2枚持って行ったとします。どうなるでしょうか?
そう、一時的にわかば2枚vs わかば3枚になるので、逆に青チームが黄色チームよりも「盤面オブジェクト関与」が出来て、「相手よりカウントを稼ぐ」ことが出来るのです。
これが、ナワバリバトルの仕組みになります。
「キル」の役割
ナワバリバトルの例を見てわかる通り、「キル」と言うのは、相手を「盤面オブジェクト関与させない」ことで、「塗り」に関与する間接的手段と言えますね。
どうしてもある程度上手くなってくると、「キルを取れば試合に勝てる」となりがちですが、理屈上はそうではありません。
実際、ナワバリバトルの例を見てもらった通り、わかばの塗りに圧倒的に勝てないローラーは、「常に2人倒し続ける勢い」でないと、「相手よりも多くカウントを稼ぐ」レベルで「盤面オブジェクト」に関与は出来ないのです。
「ナワバリで塗れないブキが弱い」と言われる所以ですね。
ガチホコとオブジェクト関与
ガチホコがナワバリバトルと大きく異なるのは、やはり、②「固形オブジェクト」が存在することですね。
そして、ガチホコでは、「固形オブジェクトを相手よりゴールに近づける」ことがルールの根幹にあるため、②「固形オブジェクト関与」が、唯一、直接「相手よりカウントを稼ぐ」という究極目的に繋がる手段です。
では、①「盤面オブジェクト関与」が大事ではないか?」と言われるとそんなことはありません。
下の図を見てください。
このように、ホコの周りが塗られていなければすぐにホコがやられてしまいますし、やられなかったとしても、塗られた部分しかホコは進むことが出来ません。
つまり、ガチホコにおける「盤面オブジェクト関与」は、「カウントを稼ぐ」ことに直結こそしないものの依然大事であり、特に、「ガチホコの周りにある塗り(盤面オブジェクト関与)が大事になるのが特徴と言えますね。
また、もう一つ大事になるのが、「陣形」および「キル」です。
固形オブジェクトの場合、「キル」をすることで、「塗り(ホコが安全な範囲)」を広げることも出来ますし、「ホコ」を守ることにもつながります。
また、そもそも「ホコに触らせない立ち位置を取る」=『陣形』を組む、ことでも、同じ効果を実現できますね。
(ちなみに、『陣形』の考え方は盤面オブジェクトにおいても「塗りを守る」という形で応用できます)
つまり、ガチホコでは、
「盤面オブジェクト関与」と「キル/陣形」という手段を駆使しながら、
②「固形オブジェクト関与」を行ってホコをゴールに近づけ、
「カウントを稼ぐ」という究極目的を実現するルール。
と言い換えられるかもしれません。
まとめ
・スプラトゥーンの本質は、「オブジェクト関与」にある。
・スプラトゥーンのオブジェクトは、①「盤面オブジェクト(ステージ全体)」と、②「固形オブジェクト(ヤグラ、ホコ、アサリ)」に分かれる
・スプラトゥーンを3つの原則で定義すると、
原則1:スプラトゥーンとは、
究極目的である「カウントを相手よりも進める」のために、
①「盤面オブジェクト」への関与=『塗りを広げる/守る』
or
②「固形オブジェクト」への関与=『ヤグラ、ホコ、アサリをゴールに近づける/守る』
の2つを実行することである。
原則2:スプラにおける全ての「行動・戦略」は、①・⓶の実行を直接的・間接的に実行するために為される。
原則3:また、各ルールの違いは、①. ②の配分や関係性の違いで規定される。
・ナワバリは、①「盤面オブジェクト関与」を通して、究極目的である「敵より多くカウントを進める」を目指すルール
・ガチホコは、②「固形オブジェクト関与」を通して究極目的である「敵より多くカウントを進める」を目指すルール。そして、②「固形オブジェクト関与」のために、①「盤面オブジェクト関与(塗り)」と、「キル/陣形」を活用する。
以上たまごまごでした~。よきスプラライフを~(*´▽`*)
余談:ルールの得意不得意
ガチルールにおいて、
①「エリアアサリ」は得意だけど、「ヤグラホコ」は苦手。
②「ヤグラホコ」は得意だけど、「エリアアサリ」は苦手。
という2パターンに分かれがちなイメージがあるのですが、前者は、①「盤面オブジェクト関与(塗り)」が大事であり、「塗りを守るためのキル/陣形」が重要な一方で、後者は、②「固形オブジェクト関与(ヤグラホコアサリ)」の扱いが大事で、「ヤグラやホコを上手く守りながら塗りやキル/陣形で押し引きする」のが重要だからではないかと仮説を立てています。
余談②:なぜ「キル」が重要視されるのか?/なぜキルすると勝てるのか?
こんなに「オブジェクト関与」が大事なら、「キル」しなくても勝てそうなのに、実践中々自分の「キル」無しで勝つのは難しいですよね。それはなぜでしょうか?
それは、「試合に参加している他 7人の影響力を、自分一人で上回る必要がどうしても出てくるから」です。
試合に影響を与える1/8しか、自分は操作出来ない訳です。その影響力の差を覆して「出来る限り大きな影響を与えよう」と画策すると、「リスクは大きく、難しいけど、リターンが大きい”キル”をしよう」となるわけです。
ただし、それこそ「勝率9割」といった異次元を目指そうとしている最上位勢の方々ならまだしも、恐らくXP24~25辺りまでは周りの人が中々気づかない「塗り」「オブジェクト関与」などを活用しながらでも体感いける予感がしています(当方そんなにパワーないので推測ですが…)。
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